~DanceとSakeを愛する者のメモ~
Dance studio R
いよいよ、自分たちの舞台も今週末に迫ってきた、、、
時同じく、今週末に『GERMINAL ー ジェルミナル』がある!!
(T . T)是非、この世界を、ゼロからもう一度やりなおしてみたいっ
アロリー・ゴエルジェ&アントワンヌ・ドゥフォール
HALORY GOERGER& ANTOINE DEFOORT
『GERMINAL ー ジェルミナル』
神奈川芸術劇場HPより
現代アート、思想史、情報学、メディア論を背景にした斬新な作品で、
今もっとも注目のパフォーマンスユニット、日本初上陸!
「もしもこの世界を、ゼロからもう一度やりなおすことができたら?」
この問いに全力で向き合うのが、『ジェルミナル』だ。日本初登場のアロリー・ゴエルジェとアントワンヌ・ドゥフォールは、2007年にヨーロッパのダンス界に登場するやいなや、現代アートや思想史、情報学、メディア論をバックグラウンドにした斜め上を行く斬新なスタイルで注目を集める、フランス/ベルギーを拠点にするユニット。2012年にリヨン・ダンスビエンナーレの依頼を受けて制作された『ジェルミナル』も、ダンスやアートの概念、さらには私たちがあたりまえに暮らしている現代社会のありかたを笑いと共に鋭く問い、大きな話題を巻き起こした。
何もない舞台に、ごく普通の男女が4人。あらかじめすべてが失われた世界で、彼らはコミュニケーション手段を発明し、事物を発見し、分類し、組織して、社会と文明を形成していく。ただし驚くべき素朴さと、歴史の常識と全く異なる奇想天外な進化の過程をたどって。『ジェルミナル』は、新たなユートピアを創造するための、デジタルでアナログな21世紀の寓話だ。きっとあなたも、知的なセンスとナンセンスな笑いに満ち、常識を鮮やかに覆すゴエルジェとドゥフォールの世界の虜になるにちがいない。
[コンセプト]
HALORY GOERGER & ANTOINE DEFOORT
(アロリー・ゴエルジェ&アントワンヌ・ドゥフォール)
[出演]
Jean-Baptiste Delannoy (ジャン - バティスト・ドラノワ)
Halory Goerger (アロリー・ゴエルジェ)
Denis Robert (ドゥニ・ロベール)
Beatriz Setién Yeregui(ベアトリッツ・セティヤン・エレギー)
[主催]
横浜アーツフェスティバル実行委員会
KAAT神奈川芸術劇場
アロリー・ゴエルジェ/ALORY GOERGER
ゴエルジェは家を建てたり動物を治したりする代わりに、舞台作品やインスタレーションを創作している。そのほうが皆のためになるから。
思想史を研究している。辿り着いたら、他のものはもうすべて取られていたから。
それらの活動それぞれにおいては、 芸術の実践との緩い関係のなかで絶対的な内容の貧しさが形式上の厳格と戯れている。そこから生きて脱出することの不安とともに。
演劇、映像、パフォーミングアーツの世界を横断し、新たな芸術作品を産み出すアーティスト集団、自らを "PROJECT COOPERATIVE(プロジェクト協同組合)" と定義する「アミカル・ド・プロダクション」(http://www.amicaledeproduction.com/en/)を2010年に共同設立した。
アントワンヌ・ドゥフォール/ANTOINE DEFOORT
ドゥフォールは、あなた以上にアーティストであるというわけでもなく、良好な雰囲気を保つこと、季節ごとの思いつきと人生とコンテンポラリーアートのあいだに高いレベルの交流を行うこと試みている。それゆえ彼はしばしば複数の明白な矛盾との戦いに身を置くが、そうした矛盾は堂々と解決されるか、あるいは論理の飛躍と乱暴な脱線によって恥ずかしながら隠蔽される。
彼の作品は形式、意味、メディア、物質のあいだに関連を打ち立てるものであり、通常はビデオ、フィルム、音響、インスタレーション、テキスト等の自律的な手段による作品を制作し、それらを領域横断的・様式混合的・反テーマ的なパフォーマンスにおいて複合させている。そこでは失敗やアクシデントは大歓迎され、それらは通が特に好む香ばしいディテールを形成している。
[助成]
文化庁(平成27年度 文化庁 文化芸術による地域活性化・国際発信推進事業)
アンスティチュ・フランセ パリ本部/リール市
https://vimeo.com/56873975
作・演出を手がけるアロリー・ゴエルジェのインタビュー記事!
本作をつくろうと考えた経緯、着想のきっかけをお聞かせください。
アロリー>『GERMINAL - ジェルミナル』は、さまざまな劇場におけるレジデンスの過程で2年間のリサーチをかけてつくった作品です。その半分くらいの時間を費やし創作した2つの作品がありましたが、そちらは放棄(笑)。3作品目をつくり始めたとき、“OK、今回は全く何もないところから始めよう。今まで見たこともやったこともない、本当にゼロからね”と、改めてスタートしました。そこからが本当の始まりでした。
キャストはどのような基準で選んだのでしょう?
アロリー>最初はアントワンヌと僕のふたりだけでいいと思っていましたが、4人の方がより良い数だと気付いて。だけど、経験もなければ、プロの役者とどうやって仕事をしたらいいのかもわからない。アントワンヌと僕は時間もあり、自由でもあり、そしてある意味自分たちの限界も知っている。だから役者としてどうにかやりくりできていた部分がありました。
アルノーとは一緒に仕事をした経験もあり、またいい友達でもあったので、何がピッタリくるかこないかがすぐにわかったし、彼のパートを書くのは非常に簡単でした。オンディーヌ(初演時キャスト)とは面識はなかったけれど、アントワンヌが以前彼女の出演した公演を観たことがあって、“すごくいいよ!”と絶賛していたので、早速連絡を取ってみました。企画の説明など15分くらい話をしただけで、すぐ彼女も参加することになった。それからずっと、一緒にツアーをしています。彼らと働くことは、僕らにとって宝です。
クリエイションはどのような方法で行っていますか?
アロリー>通常、僕らはまず図面上(台本)で同意し、それぞれが台詞を数行書き、互いに見せ合い、助け合いながら仕上げていくというスタイルを取っています。話すところから始まって、アイデア、材料、情報を交換しあう。そして自分たちがつくろうとする世界のルール(原則)の確立を試みます。
その世界を記述し、文書に落とし込み、それらを言葉で埋め込んでいく。さらにそこから、各々を各々のしかるべき場所に置いてみる。僕たちが役者に示し、一緒に参加しながら、何が上手くいき、何が上手くいかないかを確認し、書きかえていくこともあります。当然そこには数多くのディスカッションが必要になります。
アロリーさんとアントワンヌさん、おふたりの作業上の棲み分けはどうされていますか?
アロリー>アントワンヌとは常に一緒という訳ではなくて、どのプロジェクトも違う組織やチームで行っています。自分たちはしょせんカンパニーではないですから。ときにはひとりで手がけたり、他の人とタッグを組むこともあります。
最近の二作品はアントワンヌとふたりで創作しましたが、それぞれ半分ずつ書き、演じました。通常僕たちは、機材のデザイン、プログラム、ビデオ、サウンド、歌など、出来る限りの作業を自分たちで手がけています。まずは物事をスタートさせ、その後各々のパートのスペシャリストたちの意見を聞き、つくり上げていく。
『GERMINAL - ジェルミナル』の場合、僕たちのおバカなアイデアの全てを実現させるために、テクニカルのスタッフたちから絶大な助けをかりて完成しました。
コンセプトを舞台化するにあたり、苦労した点、こだわった点は? また、そこから得たものとは?
アロリー>耐えがたい、ひどく悲しい、ややこしい、楽しい、長い、早い、遅いーー。さまざまな難題が立ちはだかり、自分たちが考え出した大部分のものは全く実現しませんでした。日々変化していき、1週間何もできないときもあれば、1時間で20分の作品ができたりもする。
僕たちはこのプロジェクトを経て多くを学びました。まずは、気兼ねないバーフェクトな仲間たち、そしてチーム(技術者、生産アシスタントなど……)を持てたことが一番ですね。
作品づくりにおいて重視していることは?
アロリー>終わらせることに集中する、ということでしょうか。なぜかというと、とにかく実験ばかり重ねていて永遠に終らないから。だから、終わらせることが最も重視すべきことでもあります。
初演時の反響、手応えはいかがでしたか?
アロリー>初演の当日、劇場に観に来た劇場プログラムディレクターや批評家たちから、“この作品はこれから公演ツアーの申し込みが殺到するようになるだろう”と言われました。もちろん作品のクオリティについて高い評価をもらえたことは嬉しかったけど、自分たちとしてはとにかく終わったことがハッピーだった。それに正直な気持ちを言うと、当初よりも回を重ねるごとにだんだん作品を好きになっていった感じです。お客さんの笑い声は僕たちを充実させてくれるし、より良い作品をつくることを可能にしてくれたという意味でも、ツアーが沢山実現できたのはとてもラッキーでした。
時同じく、今週末に『GERMINAL ー ジェルミナル』がある!!
(T . T)是非、この世界を、ゼロからもう一度やりなおしてみたいっ
アロリー・ゴエルジェ&アントワンヌ・ドゥフォール
HALORY GOERGER& ANTOINE DEFOORT
『GERMINAL ー ジェルミナル』
神奈川芸術劇場HPより
現代アート、思想史、情報学、メディア論を背景にした斬新な作品で、
今もっとも注目のパフォーマンスユニット、日本初上陸!
「もしもこの世界を、ゼロからもう一度やりなおすことができたら?」
この問いに全力で向き合うのが、『ジェルミナル』だ。日本初登場のアロリー・ゴエルジェとアントワンヌ・ドゥフォールは、2007年にヨーロッパのダンス界に登場するやいなや、現代アートや思想史、情報学、メディア論をバックグラウンドにした斜め上を行く斬新なスタイルで注目を集める、フランス/ベルギーを拠点にするユニット。2012年にリヨン・ダンスビエンナーレの依頼を受けて制作された『ジェルミナル』も、ダンスやアートの概念、さらには私たちがあたりまえに暮らしている現代社会のありかたを笑いと共に鋭く問い、大きな話題を巻き起こした。
何もない舞台に、ごく普通の男女が4人。あらかじめすべてが失われた世界で、彼らはコミュニケーション手段を発明し、事物を発見し、分類し、組織して、社会と文明を形成していく。ただし驚くべき素朴さと、歴史の常識と全く異なる奇想天外な進化の過程をたどって。『ジェルミナル』は、新たなユートピアを創造するための、デジタルでアナログな21世紀の寓話だ。きっとあなたも、知的なセンスとナンセンスな笑いに満ち、常識を鮮やかに覆すゴエルジェとドゥフォールの世界の虜になるにちがいない。
[コンセプト]
HALORY GOERGER & ANTOINE DEFOORT
(アロリー・ゴエルジェ&アントワンヌ・ドゥフォール)
[出演]
Jean-Baptiste Delannoy (ジャン - バティスト・ドラノワ)
Halory Goerger (アロリー・ゴエルジェ)
Denis Robert (ドゥニ・ロベール)
Beatriz Setién Yeregui(ベアトリッツ・セティヤン・エレギー)
[主催]
横浜アーツフェスティバル実行委員会
KAAT神奈川芸術劇場
アロリー・ゴエルジェ/ALORY GOERGER
ゴエルジェは家を建てたり動物を治したりする代わりに、舞台作品やインスタレーションを創作している。そのほうが皆のためになるから。
思想史を研究している。辿り着いたら、他のものはもうすべて取られていたから。
それらの活動それぞれにおいては、 芸術の実践との緩い関係のなかで絶対的な内容の貧しさが形式上の厳格と戯れている。そこから生きて脱出することの不安とともに。
演劇、映像、パフォーミングアーツの世界を横断し、新たな芸術作品を産み出すアーティスト集団、自らを "PROJECT COOPERATIVE(プロジェクト協同組合)" と定義する「アミカル・ド・プロダクション」(http://www.amicaledeproduction.com/en/)を2010年に共同設立した。
アントワンヌ・ドゥフォール/ANTOINE DEFOORT
ドゥフォールは、あなた以上にアーティストであるというわけでもなく、良好な雰囲気を保つこと、季節ごとの思いつきと人生とコンテンポラリーアートのあいだに高いレベルの交流を行うこと試みている。それゆえ彼はしばしば複数の明白な矛盾との戦いに身を置くが、そうした矛盾は堂々と解決されるか、あるいは論理の飛躍と乱暴な脱線によって恥ずかしながら隠蔽される。
彼の作品は形式、意味、メディア、物質のあいだに関連を打ち立てるものであり、通常はビデオ、フィルム、音響、インスタレーション、テキスト等の自律的な手段による作品を制作し、それらを領域横断的・様式混合的・反テーマ的なパフォーマンスにおいて複合させている。そこでは失敗やアクシデントは大歓迎され、それらは通が特に好む香ばしいディテールを形成している。
[助成]
文化庁(平成27年度 文化庁 文化芸術による地域活性化・国際発信推進事業)
アンスティチュ・フランセ パリ本部/リール市
https://vimeo.com/56873975
作・演出を手がけるアロリー・ゴエルジェのインタビュー記事!
本作をつくろうと考えた経緯、着想のきっかけをお聞かせください。
アロリー>『GERMINAL - ジェルミナル』は、さまざまな劇場におけるレジデンスの過程で2年間のリサーチをかけてつくった作品です。その半分くらいの時間を費やし創作した2つの作品がありましたが、そちらは放棄(笑)。3作品目をつくり始めたとき、“OK、今回は全く何もないところから始めよう。今まで見たこともやったこともない、本当にゼロからね”と、改めてスタートしました。そこからが本当の始まりでした。
キャストはどのような基準で選んだのでしょう?
アロリー>最初はアントワンヌと僕のふたりだけでいいと思っていましたが、4人の方がより良い数だと気付いて。だけど、経験もなければ、プロの役者とどうやって仕事をしたらいいのかもわからない。アントワンヌと僕は時間もあり、自由でもあり、そしてある意味自分たちの限界も知っている。だから役者としてどうにかやりくりできていた部分がありました。
アルノーとは一緒に仕事をした経験もあり、またいい友達でもあったので、何がピッタリくるかこないかがすぐにわかったし、彼のパートを書くのは非常に簡単でした。オンディーヌ(初演時キャスト)とは面識はなかったけれど、アントワンヌが以前彼女の出演した公演を観たことがあって、“すごくいいよ!”と絶賛していたので、早速連絡を取ってみました。企画の説明など15分くらい話をしただけで、すぐ彼女も参加することになった。それからずっと、一緒にツアーをしています。彼らと働くことは、僕らにとって宝です。
クリエイションはどのような方法で行っていますか?
アロリー>通常、僕らはまず図面上(台本)で同意し、それぞれが台詞を数行書き、互いに見せ合い、助け合いながら仕上げていくというスタイルを取っています。話すところから始まって、アイデア、材料、情報を交換しあう。そして自分たちがつくろうとする世界のルール(原則)の確立を試みます。
その世界を記述し、文書に落とし込み、それらを言葉で埋め込んでいく。さらにそこから、各々を各々のしかるべき場所に置いてみる。僕たちが役者に示し、一緒に参加しながら、何が上手くいき、何が上手くいかないかを確認し、書きかえていくこともあります。当然そこには数多くのディスカッションが必要になります。
アロリーさんとアントワンヌさん、おふたりの作業上の棲み分けはどうされていますか?
アロリー>アントワンヌとは常に一緒という訳ではなくて、どのプロジェクトも違う組織やチームで行っています。自分たちはしょせんカンパニーではないですから。ときにはひとりで手がけたり、他の人とタッグを組むこともあります。
最近の二作品はアントワンヌとふたりで創作しましたが、それぞれ半分ずつ書き、演じました。通常僕たちは、機材のデザイン、プログラム、ビデオ、サウンド、歌など、出来る限りの作業を自分たちで手がけています。まずは物事をスタートさせ、その後各々のパートのスペシャリストたちの意見を聞き、つくり上げていく。
『GERMINAL - ジェルミナル』の場合、僕たちのおバカなアイデアの全てを実現させるために、テクニカルのスタッフたちから絶大な助けをかりて完成しました。
コンセプトを舞台化するにあたり、苦労した点、こだわった点は? また、そこから得たものとは?
アロリー>耐えがたい、ひどく悲しい、ややこしい、楽しい、長い、早い、遅いーー。さまざまな難題が立ちはだかり、自分たちが考え出した大部分のものは全く実現しませんでした。日々変化していき、1週間何もできないときもあれば、1時間で20分の作品ができたりもする。
僕たちはこのプロジェクトを経て多くを学びました。まずは、気兼ねないバーフェクトな仲間たち、そしてチーム(技術者、生産アシスタントなど……)を持てたことが一番ですね。
作品づくりにおいて重視していることは?
アロリー>終わらせることに集中する、ということでしょうか。なぜかというと、とにかく実験ばかり重ねていて永遠に終らないから。だから、終わらせることが最も重視すべきことでもあります。
初演時の反響、手応えはいかがでしたか?
アロリー>初演の当日、劇場に観に来た劇場プログラムディレクターや批評家たちから、“この作品はこれから公演ツアーの申し込みが殺到するようになるだろう”と言われました。もちろん作品のクオリティについて高い評価をもらえたことは嬉しかったけど、自分たちとしてはとにかく終わったことがハッピーだった。それに正直な気持ちを言うと、当初よりも回を重ねるごとにだんだん作品を好きになっていった感じです。お客さんの笑い声は僕たちを充実させてくれるし、より良い作品をつくることを可能にしてくれたという意味でも、ツアーが沢山実現できたのはとてもラッキーでした。

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