~DanceとSakeを愛する者のメモ~
Dance studio R
苦戦すること、数週間・・・
なんとか、スタジオのHPが形になって来た?気がする
稼働していない、パーツが有るが気にせず(笑)pochiとUP
http://hstudior.wix.com/studio
これにて、
来年の公演に向け、
明日から創作活動にShiftチェンジいたします〜
なんとか、スタジオのHPが形になって来た?気がする
稼働していない、パーツが有るが気にせず(笑)pochiとUP
http://hstudior.wix.com/studio
これにて、
来年の公演に向け、
明日から創作活動にShiftチェンジいたします〜
久しぶりのTOYOTA検索
今年の受賞者は
川村美紀子さん!!キュート
興味深かったので、調べてみました〜♪
performing arts Network Japanより
第9回「トヨタ コレオグラフィーアワード 2014」次代を担う振付家賞に川村美紀子が決定
8月3日、「トヨタ コレオグラフィーアワード 2014」の最終審査会“ネクステージ”が行われ、203組の応募の中から審査委員によるファイナリスト選考会にて選出されたファイナリスト6名が、世田谷パブリックシアターで振付作品を上演。審査委員・ゲスト審査委員の審査による「次代を担う振付家賞」と観客投票による「オーディエンス賞」を、川村美紀子がダブル受賞。
「次代を担う振付家賞」受賞者は翌年度に受賞者公演を実施。トヨタ自動車株式会社から作品製作費の一部として200万円が授与され、公演会場(シアタートラム)、作品創作のための施設(金沢21世紀美術館)が提供される。
受賞者プロフィール
川村美紀子(かわむら・みきこ)
1990年生まれ。16歳からダンスを始める。日本女子体育大学(舞踊学専攻)在学中、横浜ダンスコレクションEX2011最優秀新人賞を受賞、翌年ダンストリエンナーレトーキョーに出演。活動は国内に留まらず、韓国、ポーランド、ベトナムなどの国際フェスティバルで作品を発表。またルーマニアでのレジデンス、フィンランドやクロアチアのアーティストとの共同制作も行う。2013-14年度(公財)セゾン文化財団ジュニア・フェロー。
http://kawamuramikiko.com" title="" >http://kawamuramikiko.com" title="">http://kawamuramikiko.com
Artist Interview
川村美紀子
Dancing a parallel world - What an emerging face of the new generation has to say
パラレル・ワールドを踊る90年生まれの新鋭とは?
日本女子体育大学在学中に応募した「横浜ダンスコレクションEX2011」新人振付家部門で最優秀新人賞を受賞した新鋭・川村美紀子。翌年にはソロ作品「がんばったんだね、お前の中では」で「ダンスが見たい!新人シリーズ」新人賞を受賞するなど、ストリートダンスのニューフェースとして独自の存在感を放っている。自らを「空想の世界に遊ぶ少女」と呼び、性や暴力や欲望を秘めたもうひとりの自分を解きはなった世界を表現。2012年に発表した新作『へびの心臓』の話題を中心に、90年生まれの感性に迫った。
[聞き手:石井達朗(舞踊評論家)]
■
──今年2月に「横浜ダンスコレクションEX2011」新人振付家部門最優秀新人賞受賞者公演として新作『へびの心臓』が発表されました。このソロ作品は、美術・照明・音楽もすべて川村さんのアイデアによるものだったそうですね。ステージがマス目のように12分割されていて、暗闇の中で一つのマスにスポットが当たると川村さんがそのマスに移動して踊る。マス毎に音楽も異なっていて、まったく違う雰囲気をつくるという仕掛けで、構成的にも技術的にも水準の高い、力のある作品でした。タイトルにはどのような意味があるのですか?
うみへび座という星座があって、その心臓の位置にあるアルファルドという星がひとつだけすごく光ってるんです。周りには暗い星ばっかりしかなくて、アルファルドがすごく寂しそうで。調べてみたら孤独な星と呼ばれているみたいなんですが、そういう“孤独”を表現したいなと思ってタイトルにしました。
──星座に興味があったのですか。
そんなことはなくて…。作品の説明をしなくちゃいけないから、後付なんですよね、みんな。「孤独をやろうと思ったんです」とか、「星座」とか、何か言わないとみんな納得してくれないから(笑)。私、そんなふうに考えてつくらないんですよね。
──たとえば、マス目に区切った空間を移動しながら踊りますよね、その区画に川村さんが踏み込むと同時に、タッチパネルのようにスクエアの照明がパッとそこを照らす。あれは川村さんのアイデアですよね。
はい。あれは、「知覚を踏みたいんです」って言って、技術スタッフのみなさんにお願いしました。区画に番号を付けて、パソコンで全部表にして、自分でプランをつくりました。曲も自分でつくって。区画毎に違う曲がかかるんです。表に書いてあります(写真参照)。
──「浜崎あゆみ」と書いてあるのはどんな曲ですか?
これは、あまりよく知られていないんですが、浜崎あゆみをユーロビート調にアレンジしたミックスCDの曲です。
──「二十三回忌」は?
これは実家の二十三回忌の法事でお坊さんがお経を読んでいるのを、私が録音したんです。それから「ビート」というのは自分で「ズーン、カッ、ズーン、カッ、ズーン、カッ、タタッ」って打ったやつで、「シンセ」も「バーン、バーン、バーンバン」ってMIDIのキーボードで演奏しました。「ブラックホール」は、駅で街頭演説をしている政治家の話を録音しました。後、「ゆめにっき」は「ゆめにっき」というゲームの音楽です。
──「ショパン」というのは何ですか?
13才のときにショパン・コンクールで優勝したマウリツィオ・バリーニっていうピアニストのコンサートに行って、すごく感動したんです。帰りにCDも買って、ずーっと聴いていて。今回やっと踊れました。
──ショパン、浜崎あゆみ、そして坊さんの読経などが流れるなか、川村さんがスポットを浴びながらストリート系の動きをし続ける─これはユニークで、かなり面白かったです。そういういろいろな「知覚を踏んで」踊りが生まれてくるということなんですね。では、川村さんのなかでアイデアが踊りになっていくプロセスというのはどういうものなのですか?
なんて言ったらいいか…ちゃんと整理して話したいんですけど、無意識なんですよね。あんまり寝ないでイメージしたり、曲をつくったりしていると、気づいたら2~3週間経ってたみたいな…。朦朧としてたらあさってが本番だったていうこともあるんです。没ネタも多くて。この作品でも飛行機の離陸の音も録音したけど使わなかった。映像も結局使わなかった。
踊りの流れとかは割とエクセルをつかって整理してます。私、テトリスが好きで、誰にも負けない。一人でやれるから。だからそういう感じで組み立てて表にしてます(進行表参照)。
──『へびの心臓』の時は、基本的にはどんな曲とか、どんなサウンドとかのイメージが先にあったのですか?
というか、すでにこうじゃなきゃダメみたいな絵がポンとあるんです。そうじゃないですか? 悪く言うとそれから抜けられなくて、独特の世界観という言葉で括られちゃったりするんですけど…。
私、ダンスだけじゃなくて、歌を歌ったり、絵を描いたり、あと映像をつくったりするのも好きで。だから、イメージははっきりあるんだけど、ダンスをつくっているという感じはあんまりないんです。
スタッフのみなさんと打ち合わせするときは、あちこち動きながら「この四角をポーン」とか言って。「もうわかったから座ってください」って(笑)。
──つくりたい世界がイメージとして浮かんでいるんですね。
「空想の世界に遊ぶ少女」って呼んでください(笑)。なんか、この現実世界って凄いと思うんです。自分がそれほど知っている訳じゃないけど、パラレルワールドがいくつも存在していて、たとえば私が今ウーロン茶を注文しないでストロベリーティーを注文していたら、別の世界になっていたんじゃないかとか。もし、今日ここに来ていなかったら別の世界になっていたんじゃないかとか。そうやって、どんどんどんどん違う世界になって、そこにはまた違う自分がいる…。そういうパラレルワールドにいる私の世界をつくっている感じです。
──横浜ダンスコレクションEXの受賞作品『むく』についても聞かせてください。冒頭、暗闇の中で川村さんが地をはうように歌う『アヴェ・マリア』や、アダルトビデオの女性の喘ぎ声など音のイメージが強烈な作品でした。
あのときは、最初にヱヴァンゲリヲンか何かの曲で踊りをつくって、後で別の音を当てていったんです。アダルトビデオとか見たことなかったけど、レンタルショップに借りに行きました。ノイズ系の音も使いましたが、それは結構凝って、波長からつくりました。
──川村さんの場合は計算ではなくて無意識にやっているのだと思いますが、喘ぎ声に「アヴェ・マリア」を重ねた部分とノイズ音のコントラストがシャープで、強く印象に残ります。ポルノのサウンドを長々と使っていることからすると、賞を取るのにはマイナスになるかも…とも思ったけれど、あの作品を新人賞に選んだ審査員も慧眼だと思います。それから『むく』も『へびの心臓』もそうですが、暗闇の使い方が特徴的です。結構長い暗転で場面と場面の間を繋いでいきますが、何か狙いがあるのですか? 見ている方は、次にどこに川村さんが移動してどんな動きをして出てきて、どんな音がするのかわからない。長すぎる暗転はふつうはかなり不自然な感じがするものですが、川村さんの作品ではそれが繰り返されるうちに効果的になってきます。
狙いとかはないですけど…。魔性の女ですから(笑)。
──暗転中も川村さんは踊っているのですか。
ああ、はい。『へびの心臓』も場所を移動する間は踊っています。
──3月に中野RAFTで行われた「DANCE/NESTmore」でのパフォーマンスは、途中で舞台からいなくなってしまった。それがあまりに長かったので、私はなんらかの理由で公演を途中で止めてしまって、帰ってこないのでは…と思ったくらいです(笑)。山手通りまで走って行ったとか。
あのときは「短編集」をやろうと思ったんです。いなくなったのは「ある少女、山手通りまで」っていう短編でした。本当に往復したから5分ぐらいかかりました。
──他のダンサーはふつう「ちゃんと自分は外に出て走っていますよ」というのを観客に伝えるために映像を映したりするんだけど、川村さんは舞台上に猿の縫いぐるみだけ残してそのまま出ていってしまった(笑)。
私がいなくなってからは、猿を見る大人っていう状態になっていたみたいで、猿を見る大人、を見るボクみたいな感じが客席に広がってたって(笑)。
──神楽坂die pratzeの「ダンスがみたい」シリーズでも新人賞を受賞されました。私は残念ながら見逃してしまったのですが、受賞作の『がんばったんだね、お前の中では』について聞かせてください。
あの作品では、舞台上にラジオが置いてあって、そこからトーク番組が流れているんです。それを聞きながら、私がコンビニのお弁当を食べて、吐き戻してを繰り返してる。ラジオでは、性についてDJのマチコとシンガーソングライターのSAY PLEXが対談してるんですけど、二人とも私がひとりでやりました。マチコがSAY PLEXの名前の由来を質問して、SEX PLAYという名前にしたいと事務所に言ったら怒られて、アルファベットを入れ替えてアナグラムにしたとか。事務所の社長が変人で、シャープペンシルの芯を全部出して半分に折ってもう1回入れ直しているとか。だからSAY PLEXという名前で「折れて」くれたんだとか。そういうの聞きながら食べたり、吐いたり…。
──何分ぐらいの作品ですか?
全部で23分ぐらいですが、食べたり、吐いたりしているのは15分ぐらいです。
──さっきのパラレルワールドの話しで言えば、ちょっと違っていたら、川村さんはSAY PLEXのシンガーになっていたかもしれないし、DJマチコになっていたかもしれない。弁当を吐いていたかもしれない…
そう、そう、そうなんですよ! 結局そこから外れられないんです、残念ながら。それでみんな微妙にダジャレみたいに繋がっていて。食べるっていうのも性的な行為だし。
この作品は、die pratzeでやる前に別のところで公演してるんですが、そのときにはずっと左足を殴ってた。公演が3日あったんですごいアザだらけになっちゃって。
──そういえば柱に頭をぶつけていた作品もありましたよね。川村さんの場合は、踊ること、食べること、聞くこと、喋ること、自分の身体が痛むこと、劇場の外に走り出すこともひっくるめて自分の世界なんでしょうね。ところで、パラレルワールドにもうひとりの自分がいると思うようになったのは、いつ頃からですか?
あ、もうずっとです。両親が共働きだったので、子どもの頃から一人遊びばかりしていて、それが今も続いてる…。習い事も小さい頃からすごくいっぱいやらせてもらって。3才から15才までピアノをやっていたし、書道もずっと習っていて川村紫水という名前をもっています。その他、パソコン、水泳、バスケットもやっていました。塾にも通ってたので、それで1週間のスケジュールが埋まってた。だから、あまり友達と遊ぶことがなくて、今もないですけど…。
──そうした経験があって川村さんの世界というのが、すごくマルチプルなイマジネーションになっているのかもしれませんね。習い事といえば、女性のダンサーの人の多くが経験しているバレエはやらなかったのですか?
全くやっていません。それで、高校は服飾系に入ってずっとレース編みとかしてたんです。私が編んだレース編みの写真があるので見ますか? これタンポポなんですけど。こういうのを課題でずっとつくっていました。
──すごいですね。これで仕事ができそうです。
はい。周りの人はデザイナーになるとか、そういう道に進むと思ってたみたいです。でも高校に入ったときに、それまでやっていた習い事を全部やめて、ストリートダンスをやろうと思ったんです。ダンスといえばストリートダンスのことだと思っていたので。新宿にそういう人たちが集まる高層ビルがあって、その前で踊っているお兄さんたちに教えてもらいました。スクールにも通いました。
──ヒップホップ、ロック、ポップ、ハウスなど、色々なテクニックがありますが、何が一番得意ですか?
一通り習いましたが、得意だったのはポップとか。でも基本的にダンスはあまり上手くないと思います。クラブで踊るようになって、それからいろいろな人に巡り会って日本女子体育大学に舞踊学科があるんだって知って、進学しました。
──そもそも、なぜダンスをやろうと思っていたんですか。
そうですねえ。3才とか5才とかの頃、コタツの上で「ふしぎ、ふしぎ、大きな音がする、どんどん」っていう踊りをつくったんです。それがルーツかなあ、何かそういうことをやりながら生きてきたような気がします。でも不思議なんですけど、ダンスが好きって思ったことはあまりないんですよね。歌うのは好きだけど。歌手になった方が自分がつくった歌は歌えるし、踊ったりも出来るし、PVもつくれる…。
私、なんか欲張りなんですよね。子どもの頃、運動会の時に、ガムテープでつくったキノコがみんなに配られたんです。隣のミカちゃんのキノコの方が大きくて、ピンクですごいかわいかったんです。それで自分の小さなキノコと取り替えた。悪気なくそういう欲張りなことができるのって怖いですよね。だから、自分ひとりで、欲をなくそうっていうキャンペーンをやってるんです。
人間の皮膚の下は水でしょ。まあ骨とか筋肉とか内蔵とかありますが。この水が入ったペットボトルが私の“身体”だとすると、中にホコリとかゴミがたくさん入っていたら、「ウワッ、嫌だな」ってなるじゃないですか。そうなると、見る人も「ウワッ…」ってなると思う。ホコリまみれなところには電気も通らない感じがするでしょ。でもこういう透明な水だったら、パシパシパシって電気も通るだろうなって。だから、自分の身体をそういう状態にして、パシパシパシって電気が通るように「あ、肘が動くな」「肩が動くな」って感じにしたい。欲を無くして、素敵な身体になって見てもらいたいなって思ってるんです。
──川村さんはダンスが下手だと言ってますが、作品を見ているとすごく身体のいろいろな部分が動いてる。背中の筋肉とか、肩とか、腰とか、驚くほどそれぞれの表情をもって動いています。身体の芯から動きが出てきている感じがするのは、そういう思いがあるからなんですね。素敵な身体にするための自分なりのトレーニングというのがあるのですか?
はい、あります。
──どんなトレーニングなんですか?
愛しいと思う人とセックスすることですね。テクニックは他の人から学んで、自分の身体のことは自分でちゃんとやろうと思ってます。それで人生に対してあらゆる執着が無くなったら、将来は雑貨屋さんを開こうと思うんです。
──その欲を無くそうというのは、原始仏教の思想に通じる考え方ですよね。生きてれば、存在そのものが嫌なこともあるし、苦痛もあるし。また、生きてれば老いていくし、病もあるし、欲望があって惑わされもする。だから、そういうものから自由になりたい。そんな気持ちが川村さんのどこかにあって、そういう欲や嫌なことを外に吐き出す感覚で作品をつくっているということですか。
うーん、どうなんでしょう。観客って私の浄化作用に付き合う立会人なのかなと思ったこともあったんですけど、最近は違うんじゃないかと。まだ、わからないことが多すぎますが…。
──ちなみに、これまで自分が影響を受けたなというものはありますか? 音楽とか?
実は、私すごく耳がよくて。音がすごく気になるんです。だからパチンコ屋の前にいて、自動ドアが開閉するのをずーっと聞いていたこともあります。パチンコ屋って店内で大きな音楽が鳴っているから、ドアがパッと閉まる直前に、最後にちょっとだけ音が大きくなる。それにすごくハマちゃって、ずっと聞いていたら夕方だったということもありました。
──創作するときも音からのインスピレーションが大切ですか。
はい。情報量はものすごくあると思います。『へびの心臓』で使った浜崎あゆみのユーロビートも、普通だったら絶対にあり得ない部分で踊っていると思います。
──今年の3月に大学を卒業されました。
はい。出会った方々にとても感謝しています。
大学が主催している「全国中学校・高等学校ダンスコンクール」に在校生代表として出演した時には、客席の中高生に向かって「いいかお前ら、ダンスなんかやっても意味ねぇんだよ!」とマイクで叫んだり、無関係な人を舞台に上げたり、英雄ポロネーズの曲でポリバケツを鉄の棒でぶっ壊したりして始末書を書いたこともあります。大学では人と一緒にやったので、ちょっと危うかったです。予期できないし、自分が思った範疇じゃなくなるじゃないですか。侵される感じがして、精神的に弱いなと思いました。
ただ、もう自分の世界で遊ぶのもいいかげんにしろよ、と言われている気もして。まあ、最終目標は雑貨屋さんなんで、それに辿りつくまでに何ができるかなあって感じです。映像をつくるのも好きだから、映画監督もやりたい。
いろんなことをやりたいです。そうしないと、なんか死んじゃいそうなので。
──フィンランド、ドイツ、オランダ、韓国での公演予定もあると聞いています。ダンストリエンナーレ・トーキョー2012にも出演されるそうですし、これからの活躍を期待しています。
+ ファイナリスト(上演順)
捩子ぴじん 『no title』
スズキ拓朗 『〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒』
木村玲奈 『どこかで生まれて、どこかで暮らす』
塚原悠也 『訓練されていない素人のための振付けのコンセプト001/重さと動きについての習作』
川村美紀子 『インナーマミー』
乗松 薫 『膜』
今年の受賞者は
川村美紀子さん!!キュート
興味深かったので、調べてみました〜♪
performing arts Network Japanより
第9回「トヨタ コレオグラフィーアワード 2014」次代を担う振付家賞に川村美紀子が決定
8月3日、「トヨタ コレオグラフィーアワード 2014」の最終審査会“ネクステージ”が行われ、203組の応募の中から審査委員によるファイナリスト選考会にて選出されたファイナリスト6名が、世田谷パブリックシアターで振付作品を上演。審査委員・ゲスト審査委員の審査による「次代を担う振付家賞」と観客投票による「オーディエンス賞」を、川村美紀子がダブル受賞。
「次代を担う振付家賞」受賞者は翌年度に受賞者公演を実施。トヨタ自動車株式会社から作品製作費の一部として200万円が授与され、公演会場(シアタートラム)、作品創作のための施設(金沢21世紀美術館)が提供される。
受賞者プロフィール
川村美紀子(かわむら・みきこ)
1990年生まれ。16歳からダンスを始める。日本女子体育大学(舞踊学専攻)在学中、横浜ダンスコレクションEX2011最優秀新人賞を受賞、翌年ダンストリエンナーレトーキョーに出演。活動は国内に留まらず、韓国、ポーランド、ベトナムなどの国際フェスティバルで作品を発表。またルーマニアでのレジデンス、フィンランドやクロアチアのアーティストとの共同制作も行う。2013-14年度(公財)セゾン文化財団ジュニア・フェロー。
http://kawamuramikiko.com" title="" >http://kawamuramikiko.com" title="">http://kawamuramikiko.com
Artist Interview
川村美紀子
Dancing a parallel world - What an emerging face of the new generation has to say
パラレル・ワールドを踊る90年生まれの新鋭とは?
日本女子体育大学在学中に応募した「横浜ダンスコレクションEX2011」新人振付家部門で最優秀新人賞を受賞した新鋭・川村美紀子。翌年にはソロ作品「がんばったんだね、お前の中では」で「ダンスが見たい!新人シリーズ」新人賞を受賞するなど、ストリートダンスのニューフェースとして独自の存在感を放っている。自らを「空想の世界に遊ぶ少女」と呼び、性や暴力や欲望を秘めたもうひとりの自分を解きはなった世界を表現。2012年に発表した新作『へびの心臓』の話題を中心に、90年生まれの感性に迫った。
[聞き手:石井達朗(舞踊評論家)]
■
──今年2月に「横浜ダンスコレクションEX2011」新人振付家部門最優秀新人賞受賞者公演として新作『へびの心臓』が発表されました。このソロ作品は、美術・照明・音楽もすべて川村さんのアイデアによるものだったそうですね。ステージがマス目のように12分割されていて、暗闇の中で一つのマスにスポットが当たると川村さんがそのマスに移動して踊る。マス毎に音楽も異なっていて、まったく違う雰囲気をつくるという仕掛けで、構成的にも技術的にも水準の高い、力のある作品でした。タイトルにはどのような意味があるのですか?
うみへび座という星座があって、その心臓の位置にあるアルファルドという星がひとつだけすごく光ってるんです。周りには暗い星ばっかりしかなくて、アルファルドがすごく寂しそうで。調べてみたら孤独な星と呼ばれているみたいなんですが、そういう“孤独”を表現したいなと思ってタイトルにしました。
──星座に興味があったのですか。
そんなことはなくて…。作品の説明をしなくちゃいけないから、後付なんですよね、みんな。「孤独をやろうと思ったんです」とか、「星座」とか、何か言わないとみんな納得してくれないから(笑)。私、そんなふうに考えてつくらないんですよね。
──たとえば、マス目に区切った空間を移動しながら踊りますよね、その区画に川村さんが踏み込むと同時に、タッチパネルのようにスクエアの照明がパッとそこを照らす。あれは川村さんのアイデアですよね。
はい。あれは、「知覚を踏みたいんです」って言って、技術スタッフのみなさんにお願いしました。区画に番号を付けて、パソコンで全部表にして、自分でプランをつくりました。曲も自分でつくって。区画毎に違う曲がかかるんです。表に書いてあります(写真参照)。
──「浜崎あゆみ」と書いてあるのはどんな曲ですか?
これは、あまりよく知られていないんですが、浜崎あゆみをユーロビート調にアレンジしたミックスCDの曲です。
──「二十三回忌」は?
これは実家の二十三回忌の法事でお坊さんがお経を読んでいるのを、私が録音したんです。それから「ビート」というのは自分で「ズーン、カッ、ズーン、カッ、ズーン、カッ、タタッ」って打ったやつで、「シンセ」も「バーン、バーン、バーンバン」ってMIDIのキーボードで演奏しました。「ブラックホール」は、駅で街頭演説をしている政治家の話を録音しました。後、「ゆめにっき」は「ゆめにっき」というゲームの音楽です。
──「ショパン」というのは何ですか?
13才のときにショパン・コンクールで優勝したマウリツィオ・バリーニっていうピアニストのコンサートに行って、すごく感動したんです。帰りにCDも買って、ずーっと聴いていて。今回やっと踊れました。
──ショパン、浜崎あゆみ、そして坊さんの読経などが流れるなか、川村さんがスポットを浴びながらストリート系の動きをし続ける─これはユニークで、かなり面白かったです。そういういろいろな「知覚を踏んで」踊りが生まれてくるということなんですね。では、川村さんのなかでアイデアが踊りになっていくプロセスというのはどういうものなのですか?
なんて言ったらいいか…ちゃんと整理して話したいんですけど、無意識なんですよね。あんまり寝ないでイメージしたり、曲をつくったりしていると、気づいたら2~3週間経ってたみたいな…。朦朧としてたらあさってが本番だったていうこともあるんです。没ネタも多くて。この作品でも飛行機の離陸の音も録音したけど使わなかった。映像も結局使わなかった。
踊りの流れとかは割とエクセルをつかって整理してます。私、テトリスが好きで、誰にも負けない。一人でやれるから。だからそういう感じで組み立てて表にしてます(進行表参照)。
──『へびの心臓』の時は、基本的にはどんな曲とか、どんなサウンドとかのイメージが先にあったのですか?
というか、すでにこうじゃなきゃダメみたいな絵がポンとあるんです。そうじゃないですか? 悪く言うとそれから抜けられなくて、独特の世界観という言葉で括られちゃったりするんですけど…。
私、ダンスだけじゃなくて、歌を歌ったり、絵を描いたり、あと映像をつくったりするのも好きで。だから、イメージははっきりあるんだけど、ダンスをつくっているという感じはあんまりないんです。
スタッフのみなさんと打ち合わせするときは、あちこち動きながら「この四角をポーン」とか言って。「もうわかったから座ってください」って(笑)。
──つくりたい世界がイメージとして浮かんでいるんですね。
「空想の世界に遊ぶ少女」って呼んでください(笑)。なんか、この現実世界って凄いと思うんです。自分がそれほど知っている訳じゃないけど、パラレルワールドがいくつも存在していて、たとえば私が今ウーロン茶を注文しないでストロベリーティーを注文していたら、別の世界になっていたんじゃないかとか。もし、今日ここに来ていなかったら別の世界になっていたんじゃないかとか。そうやって、どんどんどんどん違う世界になって、そこにはまた違う自分がいる…。そういうパラレルワールドにいる私の世界をつくっている感じです。
──横浜ダンスコレクションEXの受賞作品『むく』についても聞かせてください。冒頭、暗闇の中で川村さんが地をはうように歌う『アヴェ・マリア』や、アダルトビデオの女性の喘ぎ声など音のイメージが強烈な作品でした。
あのときは、最初にヱヴァンゲリヲンか何かの曲で踊りをつくって、後で別の音を当てていったんです。アダルトビデオとか見たことなかったけど、レンタルショップに借りに行きました。ノイズ系の音も使いましたが、それは結構凝って、波長からつくりました。
──川村さんの場合は計算ではなくて無意識にやっているのだと思いますが、喘ぎ声に「アヴェ・マリア」を重ねた部分とノイズ音のコントラストがシャープで、強く印象に残ります。ポルノのサウンドを長々と使っていることからすると、賞を取るのにはマイナスになるかも…とも思ったけれど、あの作品を新人賞に選んだ審査員も慧眼だと思います。それから『むく』も『へびの心臓』もそうですが、暗闇の使い方が特徴的です。結構長い暗転で場面と場面の間を繋いでいきますが、何か狙いがあるのですか? 見ている方は、次にどこに川村さんが移動してどんな動きをして出てきて、どんな音がするのかわからない。長すぎる暗転はふつうはかなり不自然な感じがするものですが、川村さんの作品ではそれが繰り返されるうちに効果的になってきます。
狙いとかはないですけど…。魔性の女ですから(笑)。
──暗転中も川村さんは踊っているのですか。
ああ、はい。『へびの心臓』も場所を移動する間は踊っています。
──3月に中野RAFTで行われた「DANCE/NESTmore」でのパフォーマンスは、途中で舞台からいなくなってしまった。それがあまりに長かったので、私はなんらかの理由で公演を途中で止めてしまって、帰ってこないのでは…と思ったくらいです(笑)。山手通りまで走って行ったとか。
あのときは「短編集」をやろうと思ったんです。いなくなったのは「ある少女、山手通りまで」っていう短編でした。本当に往復したから5分ぐらいかかりました。
──他のダンサーはふつう「ちゃんと自分は外に出て走っていますよ」というのを観客に伝えるために映像を映したりするんだけど、川村さんは舞台上に猿の縫いぐるみだけ残してそのまま出ていってしまった(笑)。
私がいなくなってからは、猿を見る大人っていう状態になっていたみたいで、猿を見る大人、を見るボクみたいな感じが客席に広がってたって(笑)。
──神楽坂die pratzeの「ダンスがみたい」シリーズでも新人賞を受賞されました。私は残念ながら見逃してしまったのですが、受賞作の『がんばったんだね、お前の中では』について聞かせてください。
あの作品では、舞台上にラジオが置いてあって、そこからトーク番組が流れているんです。それを聞きながら、私がコンビニのお弁当を食べて、吐き戻してを繰り返してる。ラジオでは、性についてDJのマチコとシンガーソングライターのSAY PLEXが対談してるんですけど、二人とも私がひとりでやりました。マチコがSAY PLEXの名前の由来を質問して、SEX PLAYという名前にしたいと事務所に言ったら怒られて、アルファベットを入れ替えてアナグラムにしたとか。事務所の社長が変人で、シャープペンシルの芯を全部出して半分に折ってもう1回入れ直しているとか。だからSAY PLEXという名前で「折れて」くれたんだとか。そういうの聞きながら食べたり、吐いたり…。
──何分ぐらいの作品ですか?
全部で23分ぐらいですが、食べたり、吐いたりしているのは15分ぐらいです。
──さっきのパラレルワールドの話しで言えば、ちょっと違っていたら、川村さんはSAY PLEXのシンガーになっていたかもしれないし、DJマチコになっていたかもしれない。弁当を吐いていたかもしれない…
そう、そう、そうなんですよ! 結局そこから外れられないんです、残念ながら。それでみんな微妙にダジャレみたいに繋がっていて。食べるっていうのも性的な行為だし。
この作品は、die pratzeでやる前に別のところで公演してるんですが、そのときにはずっと左足を殴ってた。公演が3日あったんですごいアザだらけになっちゃって。
──そういえば柱に頭をぶつけていた作品もありましたよね。川村さんの場合は、踊ること、食べること、聞くこと、喋ること、自分の身体が痛むこと、劇場の外に走り出すこともひっくるめて自分の世界なんでしょうね。ところで、パラレルワールドにもうひとりの自分がいると思うようになったのは、いつ頃からですか?
あ、もうずっとです。両親が共働きだったので、子どもの頃から一人遊びばかりしていて、それが今も続いてる…。習い事も小さい頃からすごくいっぱいやらせてもらって。3才から15才までピアノをやっていたし、書道もずっと習っていて川村紫水という名前をもっています。その他、パソコン、水泳、バスケットもやっていました。塾にも通ってたので、それで1週間のスケジュールが埋まってた。だから、あまり友達と遊ぶことがなくて、今もないですけど…。
──そうした経験があって川村さんの世界というのが、すごくマルチプルなイマジネーションになっているのかもしれませんね。習い事といえば、女性のダンサーの人の多くが経験しているバレエはやらなかったのですか?
全くやっていません。それで、高校は服飾系に入ってずっとレース編みとかしてたんです。私が編んだレース編みの写真があるので見ますか? これタンポポなんですけど。こういうのを課題でずっとつくっていました。
──すごいですね。これで仕事ができそうです。
はい。周りの人はデザイナーになるとか、そういう道に進むと思ってたみたいです。でも高校に入ったときに、それまでやっていた習い事を全部やめて、ストリートダンスをやろうと思ったんです。ダンスといえばストリートダンスのことだと思っていたので。新宿にそういう人たちが集まる高層ビルがあって、その前で踊っているお兄さんたちに教えてもらいました。スクールにも通いました。
──ヒップホップ、ロック、ポップ、ハウスなど、色々なテクニックがありますが、何が一番得意ですか?
一通り習いましたが、得意だったのはポップとか。でも基本的にダンスはあまり上手くないと思います。クラブで踊るようになって、それからいろいろな人に巡り会って日本女子体育大学に舞踊学科があるんだって知って、進学しました。
──そもそも、なぜダンスをやろうと思っていたんですか。
そうですねえ。3才とか5才とかの頃、コタツの上で「ふしぎ、ふしぎ、大きな音がする、どんどん」っていう踊りをつくったんです。それがルーツかなあ、何かそういうことをやりながら生きてきたような気がします。でも不思議なんですけど、ダンスが好きって思ったことはあまりないんですよね。歌うのは好きだけど。歌手になった方が自分がつくった歌は歌えるし、踊ったりも出来るし、PVもつくれる…。
私、なんか欲張りなんですよね。子どもの頃、運動会の時に、ガムテープでつくったキノコがみんなに配られたんです。隣のミカちゃんのキノコの方が大きくて、ピンクですごいかわいかったんです。それで自分の小さなキノコと取り替えた。悪気なくそういう欲張りなことができるのって怖いですよね。だから、自分ひとりで、欲をなくそうっていうキャンペーンをやってるんです。
人間の皮膚の下は水でしょ。まあ骨とか筋肉とか内蔵とかありますが。この水が入ったペットボトルが私の“身体”だとすると、中にホコリとかゴミがたくさん入っていたら、「ウワッ、嫌だな」ってなるじゃないですか。そうなると、見る人も「ウワッ…」ってなると思う。ホコリまみれなところには電気も通らない感じがするでしょ。でもこういう透明な水だったら、パシパシパシって電気も通るだろうなって。だから、自分の身体をそういう状態にして、パシパシパシって電気が通るように「あ、肘が動くな」「肩が動くな」って感じにしたい。欲を無くして、素敵な身体になって見てもらいたいなって思ってるんです。
──川村さんはダンスが下手だと言ってますが、作品を見ているとすごく身体のいろいろな部分が動いてる。背中の筋肉とか、肩とか、腰とか、驚くほどそれぞれの表情をもって動いています。身体の芯から動きが出てきている感じがするのは、そういう思いがあるからなんですね。素敵な身体にするための自分なりのトレーニングというのがあるのですか?
はい、あります。
──どんなトレーニングなんですか?
愛しいと思う人とセックスすることですね。テクニックは他の人から学んで、自分の身体のことは自分でちゃんとやろうと思ってます。それで人生に対してあらゆる執着が無くなったら、将来は雑貨屋さんを開こうと思うんです。
──その欲を無くそうというのは、原始仏教の思想に通じる考え方ですよね。生きてれば、存在そのものが嫌なこともあるし、苦痛もあるし。また、生きてれば老いていくし、病もあるし、欲望があって惑わされもする。だから、そういうものから自由になりたい。そんな気持ちが川村さんのどこかにあって、そういう欲や嫌なことを外に吐き出す感覚で作品をつくっているということですか。
うーん、どうなんでしょう。観客って私の浄化作用に付き合う立会人なのかなと思ったこともあったんですけど、最近は違うんじゃないかと。まだ、わからないことが多すぎますが…。
──ちなみに、これまで自分が影響を受けたなというものはありますか? 音楽とか?
実は、私すごく耳がよくて。音がすごく気になるんです。だからパチンコ屋の前にいて、自動ドアが開閉するのをずーっと聞いていたこともあります。パチンコ屋って店内で大きな音楽が鳴っているから、ドアがパッと閉まる直前に、最後にちょっとだけ音が大きくなる。それにすごくハマちゃって、ずっと聞いていたら夕方だったということもありました。
──創作するときも音からのインスピレーションが大切ですか。
はい。情報量はものすごくあると思います。『へびの心臓』で使った浜崎あゆみのユーロビートも、普通だったら絶対にあり得ない部分で踊っていると思います。
──今年の3月に大学を卒業されました。
はい。出会った方々にとても感謝しています。
大学が主催している「全国中学校・高等学校ダンスコンクール」に在校生代表として出演した時には、客席の中高生に向かって「いいかお前ら、ダンスなんかやっても意味ねぇんだよ!」とマイクで叫んだり、無関係な人を舞台に上げたり、英雄ポロネーズの曲でポリバケツを鉄の棒でぶっ壊したりして始末書を書いたこともあります。大学では人と一緒にやったので、ちょっと危うかったです。予期できないし、自分が思った範疇じゃなくなるじゃないですか。侵される感じがして、精神的に弱いなと思いました。
ただ、もう自分の世界で遊ぶのもいいかげんにしろよ、と言われている気もして。まあ、最終目標は雑貨屋さんなんで、それに辿りつくまでに何ができるかなあって感じです。映像をつくるのも好きだから、映画監督もやりたい。
いろんなことをやりたいです。そうしないと、なんか死んじゃいそうなので。
──フィンランド、ドイツ、オランダ、韓国での公演予定もあると聞いています。ダンストリエンナーレ・トーキョー2012にも出演されるそうですし、これからの活躍を期待しています。
+ ファイナリスト(上演順)
捩子ぴじん 『no title』
スズキ拓朗 『〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒』
木村玲奈 『どこかで生まれて、どこかで暮らす』
塚原悠也 『訓練されていない素人のための振付けのコンセプト001/重さと動きについての習作』
川村美紀子 『インナーマミー』
乗松 薫 『膜』
Century of Film and Dance◎「映像とダンスの世紀」
9.20 sat – 10.3 fri 各日21:00start
シアター・イメージフォーラム
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-10-2 TEL.03-5766-0114
映像の原点にはダンスがある。人や動物の動きの研究のために撮影された連続写真がのちに映画の誕生のヒントとなった。映画というメディアの発展とともに、ダンスの様々な表現が生まれ、それもまた記録されてきた。映画というメディアがダンスの発展に及ぼした影響は大きい。また身体を記録しようとしたことで映像自身も発展していったのだった。本プログラムは「映像とダンスの世紀」としてその歴史の一部を顧みる。パリのダンス映像アーカイブ、シネマテーク・ドゥ・ラ・ダンス提供の歴史的に貴重な映像作品もプログラムに加え、ヤン・ファーブルの歴史的パフォーマンスを映像のために再クリエーションした作品『ファーブル博士があなたを癒します』や、フィリップ・グランドリュー監督/エレーヌ・ロシュトー出演の『ホワイト・エピレプシー』など刺激的な作品が登場する。
ヤン・ファーブル
Realtokyo
現代を代表する芸術家ヤン・ファーブルは、生物学者ジャン・アンリ・ファーブルのひ孫です。
彩の国で、数年前に見た『寛容のオルギア Orgy of Tolerance』は、
色々な意味で、衝撃的でした!
彩の国さいたま劇場は本当にすてきデス。
的確な、批評を見つけたので
〜ワンダーランドより〜
◎「人間的な、あまりにも人間的な」ヤン・ファーブル
竹重伸一
観劇後というか観劇中から当惑した苛々とした気分が湧いてくるのを抑えることができなかった。8年のインターバルがあるとはいえこれがあの刺激的な「わたしは血」と同じヤン・ファーブルの作品なのだろうかという思いである。
この舞台が「わたしは血」のような肉体の論理ではなく、あくまでも言語の論理で創られていることは上演が始まってしばらくすると直ぐ明らかになる。純粋にダンス的と言える部分が少ないということが問題なのではない。「わたしは血」の時もそうだったはずだ。そもそもファーブルは三年前に同じ劇場で上演された女性ダンサーのソロ「主役の男が女である時」を観ればわかるように精緻な振付の技術を持っている人ではない。しかししばしば裸体にまで還元されるパフォーマー個々の肉体の個性、パフォーマー相互の肉体と肉体の関係、更にはその肉体達と舞台空間の関係を探求することから舞台が創られており、それが彼自身による独創的な舞台美術とあいまってフィジカルシアターとしての密度の濃さとして表れていたと思う。
ところがこの作品では冒頭の銃を持った人間達にせつかれながらの非快楽的なオナニー競争のシーンから始まって、ほとんどのシーンが言葉で説明できるレベルに表現内容が記号的に納まってしまっていている。例えば冒頭のシーンなら「氾濫する性情報によってもはや強迫神経症的に快楽を強制されてしまっている人達」、その他「商品化されるイエス・キリスト」や「とめどのない消費欲に支配されているスーパーマーケットで買物する女達」といった具合である。唯一「ネオナチに惹かれるロシア女性」を演じた女性の恐らく映画「愛の嵐」のシャーロット・ランプリングを引用した妖しい衣装・演技の魅力が記憶に残っている位である。つまり肉体や空間に対する興味を全く感じさせないのだ。そうした印象に支配されてしまうのには「わたしは血」の時の詩的な言葉とは違って、風刺や皮肉や反語に満ちているとはいえ散文的でわかり易いパフォーマー達が発するセリフの影響も大きい。
この作品のテーマが資本主義の消費文化と極右民族主義に対する批判であることは明瞭である。観客を冷酷に突き放すことを厭わない美学的芸術至上主義者・神秘主義者というイメージが強いファーブルがあえて(だと思う)こうしたアクチュアルで啓蒙的な作品を創ったのは、アフタートークで自ら述べていたようにベルギーの極右勢力の台頭がそれほど危険な状態にあるということなのだろう。それにしてもそうした極右民族主義に対する批判という面は肯けるにしろ、この作品の資本主義批判の描き方は私には些か古めかしくステレオタイプである。
日本の状況でいえば1980年代のバブルの時代ならばこの作品にももう少しリアリティーを感じただろう。だが今現在の、資本主義がテクノロジーの進歩とあいまってその本来の過酷な弱肉強食性を剥き出しにしている時代において問われているのは「消費」ではなく「労働=生存」ではないだろうか。実際今の日本では特に若者の多くは消費以前の段階で最低限生きていくだけのお金を手にするのにさえ四苦八苦しているのが現実であり、まさに肉体そのものが淘汰されようとしているのに反抗の身振りを示すこともできずに「去勢」されたような生を余儀なくされているのだ。ヨーロッパでもそれほど状況が違うとは思えない。チェスターフィールドのソファーになど誰が座っているというのか。肉体を使った表現で今アクチュアリティーを獲得するためにはそうしたところまで観客に考えさせなければいけないはずだ。
ファーブルだけでなく最近来日したほとんどが退屈させられる欧米のダンス公演を観て考えたのは、日本に比べて段違いに恵まれている振付家やダンサーの経済的条件が逆に真にアクチュアルな表現を生み出す足枷になっているのではないかということである。日本の場合ほとんどのダンス関係者がアルバイトをしなければ食べていけないため上述したような底辺労働者の一部であり、みんな身を持って資本主義の暴力に曝されながら日々生きている。ところが欧米の場合ダンスだけで食える人も多いため、逆に生活が家と稽古場とツアーだけに限定されてしまう。こうした「ダンス公務員」のような生活が現実とはずれた、コンセプトやアイディアが先行した抽象的な作品ばかりが生み出されてくることと関係しているのではないだろうか。だからといってもちろん日本の現在のダンス環境を肯定するつもりなどはさらさらないが、アーティストと社会の関係は一筋縄ではいかないようだ。
同時にもう一つ考えさせられたのが演出家とパフォーマーの関係だ。誤解されると困るので前以って断っておくがこれは政治的な嗜好とは全く関係がなく、純粋に芸術的な問題である。この作品はテキストの署名もパフォーマー達との連名になっており、彼らとファーブルの共同創作作品といってもいいもののようだ。しかし残念ながらその民主主義的な作品創りが作品の緩さにつながっているように思われる。一方「わたしは血」の面白さは明らかにファーブルがパフォーマーをほとんどオブジェとして扱い、彼らの存在を生物学的な「血」にトランスフォーメーションさせるに至るまで作品を全体主義的に彼の美学で統制したことによって生まれている。そのようにパフォーマーから表面的な主観性を剥ぎ取っていく行為が、グループ作品の強度のある演出・振付にはまず最初に必要であるように私には思われる。パフォーマーの自由・即興性はその次に問われてくる問題で、あくまでもその順番を間違えてはいけないのだ。
私がファーブルの仕事に魅かれるのは、人間存在をヒューマニズムから遠く離れて動物や昆虫と同じレべルで探求していこうという姿勢故なのである。その点からするとこの「寛容のオルギア」は「人間的な、あまりにも人間的な」作品に止まっていた。
(初出:マガジン・ワンダーランド第151号[まぐまぐ! melma!]、2009年8月5日発行。購読は登録ページから)
【筆者略歴】
竹重伸一(たけしげ・しんいち)
1965年生まれ。舞踊批評。2006年より『テルプシコール通信』『DANCEART』『音楽舞踊新聞』『シアターアーツ』等に寄稿。現在『舞踊年鑑』概況記事の舞踏欄の執筆も担当している。また小劇場東京バビロンのダンス関連の企画にも参加。
・ワンダーランド寄稿一覧:http://www.wonderlands.jp/archives/category/ta/takeshige-shinichi/
【上演記録】
ヤン・ファーブル『寛容のオルギア Orgy of Tolerance』(2009年1月初演)
彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(2009年6月26日-28日)
演出・振付・舞台美術: ヤン・ファーブル
出演:ダンサー、ミュージシャン、俳優
料金:S席7,000円(メンバーズ6,300円)A席5,000円(4,500円)学生A席(3,000円)
9.20 sat – 10.3 fri 各日21:00start
シアター・イメージフォーラム
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-10-2 TEL.03-5766-0114
映像の原点にはダンスがある。人や動物の動きの研究のために撮影された連続写真がのちに映画の誕生のヒントとなった。映画というメディアの発展とともに、ダンスの様々な表現が生まれ、それもまた記録されてきた。映画というメディアがダンスの発展に及ぼした影響は大きい。また身体を記録しようとしたことで映像自身も発展していったのだった。本プログラムは「映像とダンスの世紀」としてその歴史の一部を顧みる。パリのダンス映像アーカイブ、シネマテーク・ドゥ・ラ・ダンス提供の歴史的に貴重な映像作品もプログラムに加え、ヤン・ファーブルの歴史的パフォーマンスを映像のために再クリエーションした作品『ファーブル博士があなたを癒します』や、フィリップ・グランドリュー監督/エレーヌ・ロシュトー出演の『ホワイト・エピレプシー』など刺激的な作品が登場する。
ヤン・ファーブル
Realtokyo
現代を代表する芸術家ヤン・ファーブルは、生物学者ジャン・アンリ・ファーブルのひ孫です。
彩の国で、数年前に見た『寛容のオルギア Orgy of Tolerance』は、
色々な意味で、衝撃的でした!
彩の国さいたま劇場は本当にすてきデス。
的確な、批評を見つけたので
〜ワンダーランドより〜
◎「人間的な、あまりにも人間的な」ヤン・ファーブル
竹重伸一
観劇後というか観劇中から当惑した苛々とした気分が湧いてくるのを抑えることができなかった。8年のインターバルがあるとはいえこれがあの刺激的な「わたしは血」と同じヤン・ファーブルの作品なのだろうかという思いである。
この舞台が「わたしは血」のような肉体の論理ではなく、あくまでも言語の論理で創られていることは上演が始まってしばらくすると直ぐ明らかになる。純粋にダンス的と言える部分が少ないということが問題なのではない。「わたしは血」の時もそうだったはずだ。そもそもファーブルは三年前に同じ劇場で上演された女性ダンサーのソロ「主役の男が女である時」を観ればわかるように精緻な振付の技術を持っている人ではない。しかししばしば裸体にまで還元されるパフォーマー個々の肉体の個性、パフォーマー相互の肉体と肉体の関係、更にはその肉体達と舞台空間の関係を探求することから舞台が創られており、それが彼自身による独創的な舞台美術とあいまってフィジカルシアターとしての密度の濃さとして表れていたと思う。
ところがこの作品では冒頭の銃を持った人間達にせつかれながらの非快楽的なオナニー競争のシーンから始まって、ほとんどのシーンが言葉で説明できるレベルに表現内容が記号的に納まってしまっていている。例えば冒頭のシーンなら「氾濫する性情報によってもはや強迫神経症的に快楽を強制されてしまっている人達」、その他「商品化されるイエス・キリスト」や「とめどのない消費欲に支配されているスーパーマーケットで買物する女達」といった具合である。唯一「ネオナチに惹かれるロシア女性」を演じた女性の恐らく映画「愛の嵐」のシャーロット・ランプリングを引用した妖しい衣装・演技の魅力が記憶に残っている位である。つまり肉体や空間に対する興味を全く感じさせないのだ。そうした印象に支配されてしまうのには「わたしは血」の時の詩的な言葉とは違って、風刺や皮肉や反語に満ちているとはいえ散文的でわかり易いパフォーマー達が発するセリフの影響も大きい。
この作品のテーマが資本主義の消費文化と極右民族主義に対する批判であることは明瞭である。観客を冷酷に突き放すことを厭わない美学的芸術至上主義者・神秘主義者というイメージが強いファーブルがあえて(だと思う)こうしたアクチュアルで啓蒙的な作品を創ったのは、アフタートークで自ら述べていたようにベルギーの極右勢力の台頭がそれほど危険な状態にあるということなのだろう。それにしてもそうした極右民族主義に対する批判という面は肯けるにしろ、この作品の資本主義批判の描き方は私には些か古めかしくステレオタイプである。
日本の状況でいえば1980年代のバブルの時代ならばこの作品にももう少しリアリティーを感じただろう。だが今現在の、資本主義がテクノロジーの進歩とあいまってその本来の過酷な弱肉強食性を剥き出しにしている時代において問われているのは「消費」ではなく「労働=生存」ではないだろうか。実際今の日本では特に若者の多くは消費以前の段階で最低限生きていくだけのお金を手にするのにさえ四苦八苦しているのが現実であり、まさに肉体そのものが淘汰されようとしているのに反抗の身振りを示すこともできずに「去勢」されたような生を余儀なくされているのだ。ヨーロッパでもそれほど状況が違うとは思えない。チェスターフィールドのソファーになど誰が座っているというのか。肉体を使った表現で今アクチュアリティーを獲得するためにはそうしたところまで観客に考えさせなければいけないはずだ。
ファーブルだけでなく最近来日したほとんどが退屈させられる欧米のダンス公演を観て考えたのは、日本に比べて段違いに恵まれている振付家やダンサーの経済的条件が逆に真にアクチュアルな表現を生み出す足枷になっているのではないかということである。日本の場合ほとんどのダンス関係者がアルバイトをしなければ食べていけないため上述したような底辺労働者の一部であり、みんな身を持って資本主義の暴力に曝されながら日々生きている。ところが欧米の場合ダンスだけで食える人も多いため、逆に生活が家と稽古場とツアーだけに限定されてしまう。こうした「ダンス公務員」のような生活が現実とはずれた、コンセプトやアイディアが先行した抽象的な作品ばかりが生み出されてくることと関係しているのではないだろうか。だからといってもちろん日本の現在のダンス環境を肯定するつもりなどはさらさらないが、アーティストと社会の関係は一筋縄ではいかないようだ。
同時にもう一つ考えさせられたのが演出家とパフォーマーの関係だ。誤解されると困るので前以って断っておくがこれは政治的な嗜好とは全く関係がなく、純粋に芸術的な問題である。この作品はテキストの署名もパフォーマー達との連名になっており、彼らとファーブルの共同創作作品といってもいいもののようだ。しかし残念ながらその民主主義的な作品創りが作品の緩さにつながっているように思われる。一方「わたしは血」の面白さは明らかにファーブルがパフォーマーをほとんどオブジェとして扱い、彼らの存在を生物学的な「血」にトランスフォーメーションさせるに至るまで作品を全体主義的に彼の美学で統制したことによって生まれている。そのようにパフォーマーから表面的な主観性を剥ぎ取っていく行為が、グループ作品の強度のある演出・振付にはまず最初に必要であるように私には思われる。パフォーマーの自由・即興性はその次に問われてくる問題で、あくまでもその順番を間違えてはいけないのだ。
私がファーブルの仕事に魅かれるのは、人間存在をヒューマニズムから遠く離れて動物や昆虫と同じレべルで探求していこうという姿勢故なのである。その点からするとこの「寛容のオルギア」は「人間的な、あまりにも人間的な」作品に止まっていた。
(初出:マガジン・ワンダーランド第151号[まぐまぐ! melma!]、2009年8月5日発行。購読は登録ページから)
【筆者略歴】
竹重伸一(たけしげ・しんいち)
1965年生まれ。舞踊批評。2006年より『テルプシコール通信』『DANCEART』『音楽舞踊新聞』『シアターアーツ』等に寄稿。現在『舞踊年鑑』概況記事の舞踏欄の執筆も担当している。また小劇場東京バビロンのダンス関連の企画にも参加。
・ワンダーランド寄稿一覧:http://www.wonderlands.jp/archives/category/ta/takeshige-shinichi/
【上演記録】
ヤン・ファーブル『寛容のオルギア Orgy of Tolerance』(2009年1月初演)
彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(2009年6月26日-28日)
演出・振付・舞台美術: ヤン・ファーブル
出演:ダンサー、ミュージシャン、俳優
料金:S席7,000円(メンバーズ6,300円)A席5,000円(4,500円)学生A席(3,000円)
色々目白押し。
グループ・アントルス
『[àut]』
あなたの目に映る世界、それはまるで、ここではないどこかのよう。
刻々と姿を変える現実が、世界の果てにあるという境界線を塗り替え、誰も気づかぬ瞬間に別の人格が姿を現す。
繰り返されるメタモルフォーズ。ねじ曲げられた時間の中で、音だけが確かな存在となって私たちをつなぐ。
心地よいめまいに包まれながら、せつなく危険な世界の果てまで、ダンスだけがノンストップで駆け抜ける!
2014年09月18日(木)~2014年09月20日(土) 劇場シアタートラム
Photo by Virginie Meigne
グラフィックデザイナー、ビデオアーティスト、舞台美術家、ミュージシャンなど、さまざまな顔を持つマルチアーティストのラファエル・ラティーニ。クラシックバレエとコンテンポラリーダンスを学び、ピーピング・トム作品などにも参加している振付家・ダンサーのサミュエル・ルフーヴル。この二人によって2007年に設立された、 フランスのパフォーマンス・ユニットが、グループ・アントルスです。ダンサー、俳優、照明デザイナーなど、さまざまなアーティストとコラボレートしながら、ジャンルを超越した魅力的なスペクタクルを発信している彼らですが、今回、待望の初来日が実現しました。
作品は、絶えず変化し続ける環境、その異なる概念とイメージに向き合いながら、互いに心を通わせようとする私たちの姿を描いた、12年初演作『[àut]』です。
グループ名にあるアントルス(entorse)とは、ねん挫のこと。ふとした瞬間に加わるひねりは、身体も、ものごとも、空間をもねじ曲げていく。そして、歪みの中に生まれた虚像が、真実へと変わっていくそんなパラドックスを孕んだステージは、観る者を大いに刺激し、魅了することでしょう。
美術、照明、音と、研ぎすまされた身体から繰り出される動きとが、一体となって舞台に立ち上がる。ダンスという固定概念を覆す体験が、あなたを待っています。
=======
★グループ・アントルス パフォーマンスワークショップ開催決定 詳細はこちらから★
[aut] 公演に伴って、グループ・アントルスメンバーによる、パフォーマンスワークショップを開催します。
フランスを中心に活躍し、新しいスタイルのパフォーマンスで注目を集めているグループ・アントルス。さまざまな分野で活躍するアーティストがジャンルを越えて集結し、未知なる舞台作品の創造に取り組む、ニュースタイルのカンパニーです。
今回は中心メンバーとして活躍する、サミュエル・ルフーヴルが講師を務めます。
アーティストの新たな側面に触れられる貴重な機会に、みなさまのご参加をお待ちしております。
2014年
9月19日(金)14時~16時
9月20日(土)11時~13時 【2日間連続】
講師:サミュエル・ルフーヴル
対象:パフォーマー、ダンサーとしての活動経験(プロ・アマ問わず)があり、さらなるダンスボキャブラリー探求に興味がある方。
※2日連続受講が望ましいですが、1日のみの受講も可
講師
サミュエル・ルフーヴル(振付家・ダンサー)
フランス出身。クラシックバレエとコンテンポラリーダンスを学び、フランス国立アンジェ振付センターを経てベルギーに渡る。アラン・プラテル、ミッシェル・アンヌ・ドゥ・メイ、リッシー・エスタラス、シディ・ラルビ・シェルカウイらの作品に参加する一方、ピーピング・トムのメンバーとして活躍。ピーピング・トム『le sou s sol /土の下』公演で来日。カンパニー活動の他、近年ではジェローム・ベル演出『Cour d’Honneur』(アビニョン演劇祭2013)にも出演している。
=======
★『[aut]』動画★
=======
●グループ・アントルス groupe ENTORSE
2007年、ラファエル・ラティーニとサミュエル・ルフーヴルによって設立。ダンサー、俳優、デザイナーなど
さまざまなアーティストとコラボレートしながら、新たな可能性を切り開くスペクタクルを発信している。アントルス(ENTORSE)とは、ねん挫のこと。ふとした瞬間に加わるひねりは、身体ばかりか空間をもねじ曲げて行く。歪みの中に生まれた虚像が現実へと変わり、パラドクサルなステージが観る者を魅了する。
●ラファエル・ラティーニ Raphaëlle LATINI
グラフィックデザイナー、ヴィデオアーティスト、舞台。美術家など、さまざまな顔を持つマルチクリエイター
。03年より、DJ マダム・トゥウィルとしても活動を開始。革新的なアプローチでターンテーブルを自在に操るとともに、ミュージシャンとして数々のアーティストや、アートプロジェクトに楽曲を提供している。
●サミュエル・ルフーヴル Samuel LEFEUVRE
クラシックバレエとコンテンポラリーダンスを学び、フランス国立アンジェ振付センターを経てベルギーに渡る。アラン・プラテル、ミッシェル・アンヌ・ドゥ・メイ、シディ・ラルビ・シェルカウイらの作品に参加する一方、ピーピング・トムのメンバーとして活躍。カンパニー活動の他、近年ではジェローム・ベル演出『Cour dʼ Honneur』(アビニョン演劇祭2013)にも出演している。
[振付・出演] サミュエル・ルフーヴル/メイタル・ブラナル
[音楽・ターンテーブリズム] ラファエル・ラティーニ
世田谷パブリックシアターより
グループ・アントルス
「モルソー」
第6回「美食の祭典」関連企画
9月27日(土)・28日(日) アンスティチュ・フランセ東京 ラ・ブラスリー
パフォーマンス「モルソー」料金:500円
問い合わせ:アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
10月3日(金) 金沢21世紀美術館
問い合わせ:金沢21世紀美術館(076-220-2811)
チョコレートでできたLPレコードが様々な音を奏でる
これまでにない“美味しい”パフォーマンス作品!
チョコレートでできたLPレコードを聴いて、そして味わう。フランスの若手パフォーマンスユニットとして注目株のグループ・アントルスが、味覚と聴覚で体験する、これまでにない“美味しい”パフォーマンスをお届けします。
この作品は、ラファエル・ラティーニとジュリー・ロトハンがデザインするサウンド(音)とテイスト(味)がベースとなる、「聴覚」、「視覚」、「味覚」で体験するパフォーマンス。LPレコードで音楽をかけるようにパティスリーを“ミキシング”して音楽を奏で、観客はそのパティスリーを試食することができます。
グループ・アントルス
2007年、DJ・美術家として活躍するラファエル・ラティーニと、ピーピング・トム、Les Ballets C. de la B.で活躍するサミュエル・ルフーヴルによって結成。ダンサー、俳優、照明デザイナーなど、さまざまなアーティストとコラボレートしながら、ジャンルを超 越した新しい可能性を切り開くスペクタクルを発信している。観客がダンサーの動きだけを追っていたこれまでの舞台から一線を画し、美術や照明、サウンドス ケープが、研ぎ澄まされた身体よって際立つ振付とともに一体となって立ち上がる。
アントルス(entorse)とは、ねん挫のこと。ふとし た瞬間に加わるひねりは、身体も、物質も、空間をもねじ曲げて行く。まるでアクシデントのように不意をつく、心地よいめまいとせつなさに包まれ、歪みの中 に生まれた虚像が真実へと変わり、パラドクサルなステージが観る者を魅了する。
グループ・アントルスはシアタートラム、および金沢21世紀美術館にて[àut](アウト)の公演を行います。合わせてお楽しみください。
●東京:9月18日(木)~20日(土) シアタートラム
予約・問い合わせ:世田谷パブリックシアター チケットセンター(03-5432-1515)
●石川:10月4日(土)~5日(日) 金沢21世紀美術館 シアター21
金沢公演・問い合わせ:金沢21世紀美術館(076-220-2811)
コンセプト・サウンドデザイン:ラファエル・ラティーニ
コンセプト・フードデザイン:ジュリー・ロトハン
製作:グループ・アントルス
主催:アンスティチュ・フランセ日本、金沢21世紀美術館【(公財)金沢芸術創造財団】
協力:世田谷パブリックシアター
助成:アンスティチュ・フランセ/バス=ノルマンディー地域圏
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
アンスティチュ・フランセ東京より
グループ・アントルス
『[àut]』
あなたの目に映る世界、それはまるで、ここではないどこかのよう。
刻々と姿を変える現実が、世界の果てにあるという境界線を塗り替え、誰も気づかぬ瞬間に別の人格が姿を現す。
繰り返されるメタモルフォーズ。ねじ曲げられた時間の中で、音だけが確かな存在となって私たちをつなぐ。
心地よいめまいに包まれながら、せつなく危険な世界の果てまで、ダンスだけがノンストップで駆け抜ける!
2014年09月18日(木)~2014年09月20日(土) 劇場シアタートラム
Photo by Virginie Meigne
グラフィックデザイナー、ビデオアーティスト、舞台美術家、ミュージシャンなど、さまざまな顔を持つマルチアーティストのラファエル・ラティーニ。クラシックバレエとコンテンポラリーダンスを学び、ピーピング・トム作品などにも参加している振付家・ダンサーのサミュエル・ルフーヴル。この二人によって2007年に設立された、 フランスのパフォーマンス・ユニットが、グループ・アントルスです。ダンサー、俳優、照明デザイナーなど、さまざまなアーティストとコラボレートしながら、ジャンルを超越した魅力的なスペクタクルを発信している彼らですが、今回、待望の初来日が実現しました。
作品は、絶えず変化し続ける環境、その異なる概念とイメージに向き合いながら、互いに心を通わせようとする私たちの姿を描いた、12年初演作『[àut]』です。
グループ名にあるアントルス(entorse)とは、ねん挫のこと。ふとした瞬間に加わるひねりは、身体も、ものごとも、空間をもねじ曲げていく。そして、歪みの中に生まれた虚像が、真実へと変わっていくそんなパラドックスを孕んだステージは、観る者を大いに刺激し、魅了することでしょう。
美術、照明、音と、研ぎすまされた身体から繰り出される動きとが、一体となって舞台に立ち上がる。ダンスという固定概念を覆す体験が、あなたを待っています。
=======
★グループ・アントルス パフォーマンスワークショップ開催決定 詳細はこちらから★
[aut] 公演に伴って、グループ・アントルスメンバーによる、パフォーマンスワークショップを開催します。
フランスを中心に活躍し、新しいスタイルのパフォーマンスで注目を集めているグループ・アントルス。さまざまな分野で活躍するアーティストがジャンルを越えて集結し、未知なる舞台作品の創造に取り組む、ニュースタイルのカンパニーです。
今回は中心メンバーとして活躍する、サミュエル・ルフーヴルが講師を務めます。
アーティストの新たな側面に触れられる貴重な機会に、みなさまのご参加をお待ちしております。
2014年
9月19日(金)14時~16時
9月20日(土)11時~13時 【2日間連続】
講師:サミュエル・ルフーヴル
対象:パフォーマー、ダンサーとしての活動経験(プロ・アマ問わず)があり、さらなるダンスボキャブラリー探求に興味がある方。
※2日連続受講が望ましいですが、1日のみの受講も可
講師
サミュエル・ルフーヴル(振付家・ダンサー)
フランス出身。クラシックバレエとコンテンポラリーダンスを学び、フランス国立アンジェ振付センターを経てベルギーに渡る。アラン・プラテル、ミッシェル・アンヌ・ドゥ・メイ、リッシー・エスタラス、シディ・ラルビ・シェルカウイらの作品に参加する一方、ピーピング・トムのメンバーとして活躍。ピーピング・トム『le sou s sol /土の下』公演で来日。カンパニー活動の他、近年ではジェローム・ベル演出『Cour d’Honneur』(アビニョン演劇祭2013)にも出演している。
=======
★『[aut]』動画★
=======
●グループ・アントルス groupe ENTORSE
2007年、ラファエル・ラティーニとサミュエル・ルフーヴルによって設立。ダンサー、俳優、デザイナーなど
さまざまなアーティストとコラボレートしながら、新たな可能性を切り開くスペクタクルを発信している。アントルス(ENTORSE)とは、ねん挫のこと。ふとした瞬間に加わるひねりは、身体ばかりか空間をもねじ曲げて行く。歪みの中に生まれた虚像が現実へと変わり、パラドクサルなステージが観る者を魅了する。
●ラファエル・ラティーニ Raphaëlle LATINI
グラフィックデザイナー、ヴィデオアーティスト、舞台。美術家など、さまざまな顔を持つマルチクリエイター
。03年より、DJ マダム・トゥウィルとしても活動を開始。革新的なアプローチでターンテーブルを自在に操るとともに、ミュージシャンとして数々のアーティストや、アートプロジェクトに楽曲を提供している。
●サミュエル・ルフーヴル Samuel LEFEUVRE
クラシックバレエとコンテンポラリーダンスを学び、フランス国立アンジェ振付センターを経てベルギーに渡る。アラン・プラテル、ミッシェル・アンヌ・ドゥ・メイ、シディ・ラルビ・シェルカウイらの作品に参加する一方、ピーピング・トムのメンバーとして活躍。カンパニー活動の他、近年ではジェローム・ベル演出『Cour dʼ Honneur』(アビニョン演劇祭2013)にも出演している。
[振付・出演] サミュエル・ルフーヴル/メイタル・ブラナル
[音楽・ターンテーブリズム] ラファエル・ラティーニ
世田谷パブリックシアターより
グループ・アントルス
「モルソー」
第6回「美食の祭典」関連企画
9月27日(土)・28日(日) アンスティチュ・フランセ東京 ラ・ブラスリー
パフォーマンス「モルソー」料金:500円
問い合わせ:アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
10月3日(金) 金沢21世紀美術館
問い合わせ:金沢21世紀美術館(076-220-2811)
チョコレートでできたLPレコードが様々な音を奏でる
これまでにない“美味しい”パフォーマンス作品!
チョコレートでできたLPレコードを聴いて、そして味わう。フランスの若手パフォーマンスユニットとして注目株のグループ・アントルスが、味覚と聴覚で体験する、これまでにない“美味しい”パフォーマンスをお届けします。
この作品は、ラファエル・ラティーニとジュリー・ロトハンがデザインするサウンド(音)とテイスト(味)がベースとなる、「聴覚」、「視覚」、「味覚」で体験するパフォーマンス。LPレコードで音楽をかけるようにパティスリーを“ミキシング”して音楽を奏で、観客はそのパティスリーを試食することができます。
グループ・アントルス
2007年、DJ・美術家として活躍するラファエル・ラティーニと、ピーピング・トム、Les Ballets C. de la B.で活躍するサミュエル・ルフーヴルによって結成。ダンサー、俳優、照明デザイナーなど、さまざまなアーティストとコラボレートしながら、ジャンルを超 越した新しい可能性を切り開くスペクタクルを発信している。観客がダンサーの動きだけを追っていたこれまでの舞台から一線を画し、美術や照明、サウンドス ケープが、研ぎ澄まされた身体よって際立つ振付とともに一体となって立ち上がる。
アントルス(entorse)とは、ねん挫のこと。ふとし た瞬間に加わるひねりは、身体も、物質も、空間をもねじ曲げて行く。まるでアクシデントのように不意をつく、心地よいめまいとせつなさに包まれ、歪みの中 に生まれた虚像が真実へと変わり、パラドクサルなステージが観る者を魅了する。
グループ・アントルスはシアタートラム、および金沢21世紀美術館にて[àut](アウト)の公演を行います。合わせてお楽しみください。
●東京:9月18日(木)~20日(土) シアタートラム
予約・問い合わせ:世田谷パブリックシアター チケットセンター(03-5432-1515)
●石川:10月4日(土)~5日(日) 金沢21世紀美術館 シアター21
金沢公演・問い合わせ:金沢21世紀美術館(076-220-2811)
コンセプト・サウンドデザイン:ラファエル・ラティーニ
コンセプト・フードデザイン:ジュリー・ロトハン
製作:グループ・アントルス
主催:アンスティチュ・フランセ日本、金沢21世紀美術館【(公財)金沢芸術創造財団】
協力:世田谷パブリックシアター
助成:アンスティチュ・フランセ/バス=ノルマンディー地域圏
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
アンスティチュ・フランセ東京より
世界的バレエダンサーのシルヴィ・ギエムさんが14日、来年末に引退することを発表しました。
世界的なバレエダンサーとして活躍し、東日本大震災の被災者をバレエで勇気づけるための公演を開いたことでも知られるフランスのシルヴィ・ギエムさんが、来年12月に引退することを発表しました。
これは、シルヴィ・ギエムさんの日本での公演を主催している公益財団法人日本舞台芸術振興会が14日に発表しました。
それによりますと、ギエムさんは、来年12月に東京やヨーロッパ各地で予定されている公演を
最後にダンサーを引退するということです。 シルヴィ・ギエムさんは49歳。
史上最速の19歳でパリ・オペラ座バレエ団の最高位「エトワール」を務め、クラシックバレエからモダンバレエまで、優れた表現力で幅広く活躍を続けていて、「100年に1人の天才バレエダンサー」として世界に知られてきました。
初来日は16歳のときで、以来、日本で40回以上にわたって公演を行い、東日本大震災が発生した3年前は、被災地の人々をバレエで勇気づけたいと被災地の盛岡市と福島県いわき市で代表作「ボレロ」を披露しました。
ギエムさんは「2015年の終わりに踊ることを止めます。そして、日本でのさよなら公演を行う予定でおります」
という短いコメントを出しました。
(NHKニュースより)
シルヴィ・ギエム、来年12月引退。月末〈祝祭ガラ〉で特別に「ボレロ」上演!
「私は来る2015年の終わりに踊ることを止めます。そして日本でさよなら公演を行う予定でおります。現在のところ申し上げられるのはこれだけですが...」
シルヴィ・ギエム
デビュー当初より100年に一度の天才と騒がれ、その完璧な踊りと輝かしいオーラで世界中を魅了しつづけたシルヴィ・ギエムが、来年2015年に現役ダンサーとして引退する旨を上記のように表明いたしました。
ギエムは東京バレエ団創立50周年〈祝祭ガラ〉のために来日し、この8月29日、30日、31日に東京で、9月初旬に大阪・三重・富山で、彼女の代表作のひとつであるモーリス・ベジャール振付「ボレロ」を踊ります。そののちは、来年12月に東京ほかで予定されている公演をもって、日本の観客に別れを告げることになります。
「ボレロ」はギエムが東京バレエ団とともに日本全国でたびたび上演し、またテレビ放映もされて一般には彼女の代名詞のようになった作品です。その強烈な印象ゆえに一度は彼女も本作を踊ることを自ら封印しましたが、振付家ベジャールの追悼や東日本大震災復興支援など特別な機会にかぎって復活させてきました。今回、東京バレエ団の創立50周年を機に東京バレエ団と168回と最多共演している「ボレロ」を踊ることになりました。ギエムの「ボレロ」はこれが最後の機会となるかもしれません。
シルヴィ・ギエムは体操選手として12歳でオリンピック予選を通過し、パリ・オペラ座バレエ学校で研修を受けたのを契機に、バレエに転向。史上最速でパリ・オペラ座バレエ団のエトワールの座に登りつめ、後に英国ロイヤル・バレエ団に移籍して「国家的損失」と言わしめたほどの天才ぶりを示しました。以後、古典を極め、演劇的作品に進境を示し、コンテンポラリーで独自の境地を拓くなど幅広く活躍し、バレエ界の女王、スーパースターとして世界に君臨してきました。2011年、日本が大震災に見舞われた際には〈HOPE JAPAN〉と銘打ってパリ、東京で被災者支援のチャリティ・ガラを開催。続けて全国ツアーを行い、被災地の福島、岩手公演で「ボレロ」を踊って人々を勇気づけたことは記憶に新しいところです。
バレエ上演の歴史を塗り替えたとさえ言われる世紀のスター、シルヴィ・ギエムの舞台もいよいよカウントダウンに入りました。残り少ないこの機会に多くの皆様にご来場いただければ幸いです。
東京バレエ団創立50周年記念祝祭ガラ 公演概要
■演目・おもな出演者
「ペトルーシュカ」
振付:ミハイル・フォーキン 音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
出演:ウラジーミル・マラーホフ(ゲスト)、川島麻実子、森川茉央、東京バレエ団
「ラ・バヤデール」より "影の王国"
振付・演出:ナタリア・マカロワ(マリウス・プティパの原振付による)
音楽:レオン・ミンクス 編曲:ジョン・ランチベリー(マリオ・ボワ出版)
出演:上野水香、柄本 弾、東京バレエ団
「スプリング・アンド・フォール」
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:アントニン・ドヴォルザーク「セレナーデ ホ長調 Op.22」
美術・照明・衣裳:ジョン・ノイマイヤー
出演:沖香菜子、梅澤紘貴、東京バレエ団
「オネーギン」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・クランコ 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
出演:マニュエル・ルグリ(ゲスト)、吉岡美佳
「ボレロ」
振付:モーリス・ベジャール 音楽:モーリス・ラヴェル
出演:シルヴィ・ギエム(ゲスト)、東京バレエ団
(NBS日本舞台芸術振興会より)
私の中で、シルヴィ・ギエムと聞いて思い浮かべるのは
In the Middleです!!
Sylvie Guillem in an extract from William Forsythe's "In the Middle Somewhat Elevated.
世界的なバレエダンサーとして活躍し、東日本大震災の被災者をバレエで勇気づけるための公演を開いたことでも知られるフランスのシルヴィ・ギエムさんが、来年12月に引退することを発表しました。
これは、シルヴィ・ギエムさんの日本での公演を主催している公益財団法人日本舞台芸術振興会が14日に発表しました。
それによりますと、ギエムさんは、来年12月に東京やヨーロッパ各地で予定されている公演を
最後にダンサーを引退するということです。 シルヴィ・ギエムさんは49歳。
史上最速の19歳でパリ・オペラ座バレエ団の最高位「エトワール」を務め、クラシックバレエからモダンバレエまで、優れた表現力で幅広く活躍を続けていて、「100年に1人の天才バレエダンサー」として世界に知られてきました。
初来日は16歳のときで、以来、日本で40回以上にわたって公演を行い、東日本大震災が発生した3年前は、被災地の人々をバレエで勇気づけたいと被災地の盛岡市と福島県いわき市で代表作「ボレロ」を披露しました。
ギエムさんは「2015年の終わりに踊ることを止めます。そして、日本でのさよなら公演を行う予定でおります」
という短いコメントを出しました。
(NHKニュースより)
シルヴィ・ギエム、来年12月引退。月末〈祝祭ガラ〉で特別に「ボレロ」上演!
「私は来る2015年の終わりに踊ることを止めます。そして日本でさよなら公演を行う予定でおります。現在のところ申し上げられるのはこれだけですが...」
シルヴィ・ギエム
デビュー当初より100年に一度の天才と騒がれ、その完璧な踊りと輝かしいオーラで世界中を魅了しつづけたシルヴィ・ギエムが、来年2015年に現役ダンサーとして引退する旨を上記のように表明いたしました。
ギエムは東京バレエ団創立50周年〈祝祭ガラ〉のために来日し、この8月29日、30日、31日に東京で、9月初旬に大阪・三重・富山で、彼女の代表作のひとつであるモーリス・ベジャール振付「ボレロ」を踊ります。そののちは、来年12月に東京ほかで予定されている公演をもって、日本の観客に別れを告げることになります。
「ボレロ」はギエムが東京バレエ団とともに日本全国でたびたび上演し、またテレビ放映もされて一般には彼女の代名詞のようになった作品です。その強烈な印象ゆえに一度は彼女も本作を踊ることを自ら封印しましたが、振付家ベジャールの追悼や東日本大震災復興支援など特別な機会にかぎって復活させてきました。今回、東京バレエ団の創立50周年を機に東京バレエ団と168回と最多共演している「ボレロ」を踊ることになりました。ギエムの「ボレロ」はこれが最後の機会となるかもしれません。
シルヴィ・ギエムは体操選手として12歳でオリンピック予選を通過し、パリ・オペラ座バレエ学校で研修を受けたのを契機に、バレエに転向。史上最速でパリ・オペラ座バレエ団のエトワールの座に登りつめ、後に英国ロイヤル・バレエ団に移籍して「国家的損失」と言わしめたほどの天才ぶりを示しました。以後、古典を極め、演劇的作品に進境を示し、コンテンポラリーで独自の境地を拓くなど幅広く活躍し、バレエ界の女王、スーパースターとして世界に君臨してきました。2011年、日本が大震災に見舞われた際には〈HOPE JAPAN〉と銘打ってパリ、東京で被災者支援のチャリティ・ガラを開催。続けて全国ツアーを行い、被災地の福島、岩手公演で「ボレロ」を踊って人々を勇気づけたことは記憶に新しいところです。
バレエ上演の歴史を塗り替えたとさえ言われる世紀のスター、シルヴィ・ギエムの舞台もいよいよカウントダウンに入りました。残り少ないこの機会に多くの皆様にご来場いただければ幸いです。
東京バレエ団創立50周年記念祝祭ガラ 公演概要
■演目・おもな出演者
「ペトルーシュカ」
振付:ミハイル・フォーキン 音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
出演:ウラジーミル・マラーホフ(ゲスト)、川島麻実子、森川茉央、東京バレエ団
「ラ・バヤデール」より "影の王国"
振付・演出:ナタリア・マカロワ(マリウス・プティパの原振付による)
音楽:レオン・ミンクス 編曲:ジョン・ランチベリー(マリオ・ボワ出版)
出演:上野水香、柄本 弾、東京バレエ団
「スプリング・アンド・フォール」
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:アントニン・ドヴォルザーク「セレナーデ ホ長調 Op.22」
美術・照明・衣裳:ジョン・ノイマイヤー
出演:沖香菜子、梅澤紘貴、東京バレエ団
「オネーギン」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・クランコ 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
出演:マニュエル・ルグリ(ゲスト)、吉岡美佳
「ボレロ」
振付:モーリス・ベジャール 音楽:モーリス・ラヴェル
出演:シルヴィ・ギエム(ゲスト)、東京バレエ団
(NBS日本舞台芸術振興会より)
私の中で、シルヴィ・ギエムと聞いて思い浮かべるのは
In the Middleです!!
Sylvie Guillem in an extract from William Forsythe's "In the Middle Somewhat Elevated.
〜SUPPADAKA公演も無事に終了致しました〜
皆様、ありがとうございました。
残念ながら、スッパダカになれる機会は訪れず・・・
生憎、スッパダカになれるバディも持ち合わせておらず・・・
ヌードは芸術か?
芸術新潮2014年8月号
http://www.gruri.jp/topics/14/07301730/
小特集 アラーキーの往生写真!!
アラーキーと言えば、数年間、行方不明につき家内捜索中の
お気に入りだったCDを買わねば。
これがまた良いのです。Winter & Winter サイコーです♪♪♪
WINTER & WINTER 花曲
Fumio Yasuda [piano, melodica, sampler];
Ernst Reijseger [violon cello]
and the European Art Orchestra: Bernd Ruf [conductor];
Ben Hudson [1st violin, leader]; Wolfgang Kussmaul,
Midori Tanaka, Dan Abitbol Tov-El, Peter Schulmeister [1st violin];
Henning Trübsbach, Uta Terjung, Pal Korbey, Natascha Murina [2nd violin];
Tetsuya Hayashi, Axel Porath, Stefanie Lauer-Schmalz [viola]; Ulrike Eikenbusch, Sebastian Foron [violon cello];
Veit Hübner [double bass]; Laima Svarlyte [harp];
Ulrich Schlumberger [accordion]; Kirsten Drope [soprano]
よーし。
また、明日からレッスンに励みたいと思います!
最近、物忘れの激しくなって来た我が頭に、再度データ送信!
初心にかえって、
改めて、バレエ用語いっときましょう〜〜
公益社団法人日本バレエ協会
バレエ用語辞典より
◎コンテンポラリーダンスの解説は以下のように
クラシック・バレエ<参照>に対し、クラシック・バレエの技法上、構成上の拘束を受けず、 自由に身体を使って表現する舞踊全般を指し、明確な定義がある訳ではない。主に19世紀後半から20世紀,,、文字通り近代に発達した舞踊。
http://www.j-b-a.or.jp/balletterm.html
みるみるバレエ用語
珍しく、写真付きで分かりやすい
が、若干、過激な色味が目にしみます
http://www.joy.hi-ho.ne.jp/mii21/framepage_abc.htm




皆様、ありがとうございました。
残念ながら、スッパダカになれる機会は訪れず・・・
生憎、スッパダカになれるバディも持ち合わせておらず・・・
ヌードは芸術か?
芸術新潮2014年8月号
http://www.gruri.jp/topics/14/07301730/
小特集 アラーキーの往生写真!!
アラーキーと言えば、数年間、行方不明につき家内捜索中の
お気に入りだったCDを買わねば。
これがまた良いのです。Winter & Winter サイコーです♪♪♪
WINTER & WINTER 花曲
Fumio Yasuda [piano, melodica, sampler];
Ernst Reijseger [violon cello]
and the European Art Orchestra: Bernd Ruf [conductor];
Ben Hudson [1st violin, leader]; Wolfgang Kussmaul,
Midori Tanaka, Dan Abitbol Tov-El, Peter Schulmeister [1st violin];
Henning Trübsbach, Uta Terjung, Pal Korbey, Natascha Murina [2nd violin];
Tetsuya Hayashi, Axel Porath, Stefanie Lauer-Schmalz [viola]; Ulrike Eikenbusch, Sebastian Foron [violon cello];
Veit Hübner [double bass]; Laima Svarlyte [harp];
Ulrich Schlumberger [accordion]; Kirsten Drope [soprano]
よーし。
また、明日からレッスンに励みたいと思います!
最近、物忘れの激しくなって来た我が頭に、再度データ送信!
初心にかえって、
改めて、バレエ用語いっときましょう〜〜
公益社団法人日本バレエ協会
バレエ用語辞典より
◎コンテンポラリーダンスの解説は以下のように
クラシック・バレエ<参照>に対し、クラシック・バレエの技法上、構成上の拘束を受けず、 自由に身体を使って表現する舞踊全般を指し、明確な定義がある訳ではない。主に19世紀後半から20世紀,,、文字通り近代に発達した舞踊。
http://www.j-b-a.or.jp/balletterm.html
みるみるバレエ用語
珍しく、写真付きで分かりやすい
が、若干、過激な色味が目にしみます
http://www.joy.hi-ho.ne.jp/mii21/framepage_abc.htm





10日だ!!!!!ぎょぎょっ
ここにきて、改めて引き上げに付いて考える
分かりやすいものが有りましたので
〜バレリーナ専門気功整体より〜
◎バレエにおける「引き上げ」って、何でしょう?◎
これは、バレエダンサーにとってもわかるようで分からない言葉です。
人の踊りを見て、「あ、少し引き上げが足りない」ということは分かっても、じゃあ、それが見えない人に「引き上げって何?」と聞かれると説明できないし、かといってダンサー同士でも具体的な説明は無理です。
「なんとなくこんな感じ」で共有されています。
もちろんダンサーにとっては、引きあがることは重要なので、実際に体で行うときは、何となくではなく、確実なところで、やっています。ただそれを言葉で表すのが難しいということです。
「邪気を受けた感じってどんな感じ」と言われても、「・・・。」となるのと似ています。
イチゴを知らない人に、イチゴの味を教えるようなものです。
そして、セミナーや施術に来ているかたはご存じでしょうが、僕は最近まで「引き上げ」という言葉をなるべく避けて説明をしていました。なぜなら、「引き上げ」という言葉がしばしば間違って使われて、覚えられているためです。たとえば「引き上げ」という言葉がトリガーとなり、腹直筋が硬直したり、腰が反ったりするのであれば、その言葉は使わない方がいいからです。
ただ、やはり「引き上げ」としか表現できないような現象が多いので、最近は少しずつ使っています。ある程度、体のことが分かり、そして次のステップへ行こうとされている方に対して使っています。
バレエにおける「引き上げ」とは第一義的には腸腰筋のことです。
気功技術の腸腰筋を使ってもらうと分かりますが、横隔膜、大腰筋、腸骨筋(小腰筋)、骨盤低筋群、腹横筋などに働きかけます。腰裏と腹筋をゆるめます。そのことで重心が脛骨を地面に対して垂直になる場所に移ります。いわゆる高岡(英夫)メソッドでウナと呼ばれる内踝の直下点です。脛骨が倒れずまっすぐに立つ場所です。体にとっては最も脱力できる重心となります。
そして「引き上げ」と言った場合には、そこには腹横筋による腹圧、腰椎周囲筋のリラックスとストレッチ、骨盤の位置の正常化、股関節の脱力、脊椎のストレッチが含まれます。また肋骨をゆるめてふくらませ、胸を張らず、背中を広げます。
いわゆる本来のバレエの立ち方です。
ただこれを暗記しても解剖学的に認識してもあまり意味はなく、やはり指導者のもとで繰り返し練習するしかありません。その指導者自身が高いレベルできっちり立てていること、そして指導にあたってはきちんと言語化して、生徒の内部表現を書き換えられることなどは、必須です。そして生徒にも高い論理性と、高い抽象度のゴールが必要です。
そうでないと「引き上げ」という言葉が、踊れないときの免罪符(「ちょっと引き上げが足りないからうまく回れなかった」など)になります。また教師が生徒に無茶な注文をするときの言い訳としても使われます(「腹筋が弱いから引き上げができないのだから、ずっと腹筋をしなさい」)。ちなみに、腹筋をすると一般的には腸腰筋は弱まります(もちろん天才的な手法もあります。腸腰筋を鍛えるような特殊な腹筋がないわけではないですが、非常に困難です)。
では、どうやってバレリーナたちは学んでいるのでしょう。
いろいろありますが、最も簡単な答えは、一流バレリーナの踊りを「見て取る」というものです。指導者によっては「盗む」という表現を使います。
「引き上げ」はバレエ教師によって、様々な指導の仕方があります。
街のバレエスタジオのほとんどの先生方は、ご自分が習った通りに教えます。
まさに「何となく」であり、それでは「引き上げ」を高いレベルで伝えることは不可能です。
一流のバレエ団の一流教師の場合はどうでしょうか?
自身がプリマバレリーナとして踊った後に後進の指導にまわることが多い彼らは見事に指導します。
そしてその指導の仕方は様々です。
下丹田を重視して引き上げを語る方、中丹田系の方、センターや上丹田系など多種多様です。
下丹田の方は骨盤や丹田を重視され、そこからの引き上げを言われますし、中丹田系の方はアームスや胸の使い方との関連で引き上げを指導されます。そしてセンター系の先生は背骨や軸を鍛える中で引き上げを語られます。
面白いのは、その先生が得意とされる身体意識と教える身体意識が同じではない場合も多いということです。自分の得意な技はスコトーマに入るか、無意識化しているという好例かと思います。
「引き上げ」という言葉が、踊れないときの免罪符にならないよう・・・がんばろうっと
因に、丹田は パラレルで足を前後に開き
腰を垂直に落とすと(前膝が90度くらい)鍛えられます!
ここにきて、改めて引き上げに付いて考える

分かりやすいものが有りましたので
〜バレリーナ専門気功整体より〜
◎バレエにおける「引き上げ」って、何でしょう?◎
これは、バレエダンサーにとってもわかるようで分からない言葉です。
人の踊りを見て、「あ、少し引き上げが足りない」ということは分かっても、じゃあ、それが見えない人に「引き上げって何?」と聞かれると説明できないし、かといってダンサー同士でも具体的な説明は無理です。
「なんとなくこんな感じ」で共有されています。
もちろんダンサーにとっては、引きあがることは重要なので、実際に体で行うときは、何となくではなく、確実なところで、やっています。ただそれを言葉で表すのが難しいということです。
「邪気を受けた感じってどんな感じ」と言われても、「・・・。」となるのと似ています。
イチゴを知らない人に、イチゴの味を教えるようなものです。
そして、セミナーや施術に来ているかたはご存じでしょうが、僕は最近まで「引き上げ」という言葉をなるべく避けて説明をしていました。なぜなら、「引き上げ」という言葉がしばしば間違って使われて、覚えられているためです。たとえば「引き上げ」という言葉がトリガーとなり、腹直筋が硬直したり、腰が反ったりするのであれば、その言葉は使わない方がいいからです。
ただ、やはり「引き上げ」としか表現できないような現象が多いので、最近は少しずつ使っています。ある程度、体のことが分かり、そして次のステップへ行こうとされている方に対して使っています。
バレエにおける「引き上げ」とは第一義的には腸腰筋のことです。
気功技術の腸腰筋を使ってもらうと分かりますが、横隔膜、大腰筋、腸骨筋(小腰筋)、骨盤低筋群、腹横筋などに働きかけます。腰裏と腹筋をゆるめます。そのことで重心が脛骨を地面に対して垂直になる場所に移ります。いわゆる高岡(英夫)メソッドでウナと呼ばれる内踝の直下点です。脛骨が倒れずまっすぐに立つ場所です。体にとっては最も脱力できる重心となります。
そして「引き上げ」と言った場合には、そこには腹横筋による腹圧、腰椎周囲筋のリラックスとストレッチ、骨盤の位置の正常化、股関節の脱力、脊椎のストレッチが含まれます。また肋骨をゆるめてふくらませ、胸を張らず、背中を広げます。
いわゆる本来のバレエの立ち方です。
ただこれを暗記しても解剖学的に認識してもあまり意味はなく、やはり指導者のもとで繰り返し練習するしかありません。その指導者自身が高いレベルできっちり立てていること、そして指導にあたってはきちんと言語化して、生徒の内部表現を書き換えられることなどは、必須です。そして生徒にも高い論理性と、高い抽象度のゴールが必要です。
そうでないと「引き上げ」という言葉が、踊れないときの免罪符(「ちょっと引き上げが足りないからうまく回れなかった」など)になります。また教師が生徒に無茶な注文をするときの言い訳としても使われます(「腹筋が弱いから引き上げができないのだから、ずっと腹筋をしなさい」)。ちなみに、腹筋をすると一般的には腸腰筋は弱まります(もちろん天才的な手法もあります。腸腰筋を鍛えるような特殊な腹筋がないわけではないですが、非常に困難です)。
では、どうやってバレリーナたちは学んでいるのでしょう。
いろいろありますが、最も簡単な答えは、一流バレリーナの踊りを「見て取る」というものです。指導者によっては「盗む」という表現を使います。
「引き上げ」はバレエ教師によって、様々な指導の仕方があります。
街のバレエスタジオのほとんどの先生方は、ご自分が習った通りに教えます。
まさに「何となく」であり、それでは「引き上げ」を高いレベルで伝えることは不可能です。
一流のバレエ団の一流教師の場合はどうでしょうか?
自身がプリマバレリーナとして踊った後に後進の指導にまわることが多い彼らは見事に指導します。
そしてその指導の仕方は様々です。
下丹田を重視して引き上げを語る方、中丹田系の方、センターや上丹田系など多種多様です。
下丹田の方は骨盤や丹田を重視され、そこからの引き上げを言われますし、中丹田系の方はアームスや胸の使い方との関連で引き上げを指導されます。そしてセンター系の先生は背骨や軸を鍛える中で引き上げを語られます。
面白いのは、その先生が得意とされる身体意識と教える身体意識が同じではない場合も多いということです。自分の得意な技はスコトーマに入るか、無意識化しているという好例かと思います。

因に、丹田は パラレルで足を前後に開き
腰を垂直に落とすと(前膝が90度くらい)鍛えられます!
大震災から二年半。
幸いにして、被害の少なかった北海道ですが
当時は、
果たして、普通に暮らしていて良いのだろうか?レッスンに行っていて良いのだろうか?と考えました。
結局。
友人から聞いた、
リ・ファッション協会に、
http://www.refashion.jp ← 常時、色々やられてます!!
ダンボール一箱分の衣類等、配送、
レッスンにも普通通り通うことにした。
当時、
何だか、答えが見つからず、もやもやしていた所に
ナハリンさんのインタビュー記事に出会った。
昨年の『sadeh-21』の、インタビュー記事より
Q.東日本大震災の後、ナハリンさんは自らガガのワークショップを行い、義援金を募ってくださったと聞きました。
いま、この時代に、踊りとは何なのでしょうか。
踊りだから出来ることとは?
A.確かにダンスが世の中の問題を解決することはできません。
でも、問題解決を容易にすることは可能だと思います。
ここに巨大な荷物があるとしましょう。それを人力で動かそうとしても、びくともしない。
でも、トラックに載せたら、簡単に運びます。より容易に移動させる方法があるはずです。
トラックのエンジンの馬力を上げるのも効果があると思います。ダンスというのは、荷物の重さを変えることはできないけど、荷物を扱いやすくする方法を私達に教えてくれるものじゃないでしょうか。
荷物が軽くなれば、扱いやすくなる。新しい解決方法が見つかる。
会話を促し、ポジティブな考え方を引き出す。少なくとも、私自身には、そんな効果がありました。
と。
何とも、分かりやすい!
素敵なお方です。
舞踊団の方々、しあわせだなあ〜
幸いにして、被害の少なかった北海道ですが
当時は、
果たして、普通に暮らしていて良いのだろうか?レッスンに行っていて良いのだろうか?と考えました。
結局。
友人から聞いた、
リ・ファッション協会に、
http://www.refashion.jp ← 常時、色々やられてます!!
ダンボール一箱分の衣類等、配送、
レッスンにも普通通り通うことにした。
当時、
何だか、答えが見つからず、もやもやしていた所に
ナハリンさんのインタビュー記事に出会った。
昨年の『sadeh-21』の、インタビュー記事より
Q.東日本大震災の後、ナハリンさんは自らガガのワークショップを行い、義援金を募ってくださったと聞きました。
いま、この時代に、踊りとは何なのでしょうか。
踊りだから出来ることとは?
A.確かにダンスが世の中の問題を解決することはできません。
でも、問題解決を容易にすることは可能だと思います。
ここに巨大な荷物があるとしましょう。それを人力で動かそうとしても、びくともしない。
でも、トラックに載せたら、簡単に運びます。より容易に移動させる方法があるはずです。
トラックのエンジンの馬力を上げるのも効果があると思います。ダンスというのは、荷物の重さを変えることはできないけど、荷物を扱いやすくする方法を私達に教えてくれるものじゃないでしょうか。
荷物が軽くなれば、扱いやすくなる。新しい解決方法が見つかる。
会話を促し、ポジティブな考え方を引き出す。少なくとも、私自身には、そんな効果がありました。
と。
何とも、分かりやすい!
素敵なお方です。
舞踊団の方々、しあわせだなあ〜
Batsheva Dance Company 映画制作のその後
Thanks to you, Mr. Gaga: film about Ohad Naharin and Batsheva Dance Company by Heymann Brothers Films&kNow Productions has been successfully funded!
Congratulations!
Thanks to you and 847 other backers, Mr. Gaga: film about Ohad Naharin and Batsheva Dance Company has been successfully funded.
うんぬんかんぬん、と言うメールが届いたのが年明け
まだ、一面が真っ白
白銀の世界。
その後、続々とBatsheva Dance Companyの映像が送られて来て
大変楽しませてもらいました♪
追って、サポートの特典プレゼントを皆で梱包して発送している楽しげな写真が届き♪
数枚のハガキとDVDとお手紙が無事に手元に届いた。
ドキドキの開封劇を終えて
今日に至っていた訳ですが
送られて来ていたメールを良く読んでいなかった私は
公式頁のサポートメンバーに自分の名前が掲載されていたことに
今日初めて気がついた!!
うれしいではないですか
踊り狂っている場合ではない・・・飲んだくれている場合でもない・・・英語の勉強をするべきかと・・・
Thanks to you, Mr. Gaga: film about Ohad Naharin and Batsheva Dance Company by Heymann Brothers Films&kNow Productions has been successfully funded!
Congratulations!
Thanks to you and 847 other backers, Mr. Gaga: film about Ohad Naharin and Batsheva Dance Company has been successfully funded.
うんぬんかんぬん、と言うメールが届いたのが年明け
まだ、一面が真っ白
白銀の世界。
その後、続々とBatsheva Dance Companyの映像が送られて来て
大変楽しませてもらいました♪
追って、サポートの特典プレゼントを皆で梱包して発送している楽しげな写真が届き♪
数枚のハガキとDVDとお手紙が無事に手元に届いた。
ドキドキの開封劇を終えて
今日に至っていた訳ですが
送られて来ていたメールを良く読んでいなかった私は
公式頁のサポートメンバーに自分の名前が掲載されていたことに
今日初めて気がついた!!
うれしいではないですか

踊り狂っている場合ではない・・・飲んだくれている場合でもない・・・英語の勉強をするべきかと・・・
カレンダー
最新コメント
最新記事
プロフィール
HN:
melmo
性別:
女性
趣味:
飲み食いだおれ
ブログ内検索
最古記事
(11/28)
(12/02)
(12/04)
(12/05)
(12/05)
P R
フリーエリア
フリーエリア